お問い合わせ

03-5677-3930WEB

ブログ

2019年2月25日

10497:β遮断薬点眼が奏功した上斜筋ミオキミアの一例:論文紹介

清澤のコメント:3種の成因説など、優れた考察です。当ブログの以前の記載はこちらです。➡(https://www.kiyosawa.or.jp/uncategorized/36930.html

➡引用したビデオ https://timroot.com/superior-oblique-myokymia-video/


β遮断薬点眼が奏功した上斜筋ミオキミア(20歳女性)の一例:花房彩、山田教弘、篠田啓、石川弘 日本の眼科90:p145-6、2019

要点の抜粋:

上斜筋ミオキミアは上斜筋の律動的攣縮により起きる発作性の単眼性回旋異常眼球運動。

低頻度と高頻度の2種が存在する。滑車神経核より末梢で生じる上斜筋単独の異常収縮。

多くは若年成人、小脳病変、動静脈奇形、滑車神経麻痺後、滑車神経圧迫など。

カルママゼピンやガバペンチンの内服や外科治療。

プロプラノロール(神経細胞膜の安定作用のあるベータ遮断薬)内服、ベタキソロール点眼の報告あり。

1906年Duane unilateral rotatory nystagmus.

1970年Hoyt, Keane:superior oblique myokimia.

細隙灯顕微鏡下で血管の動きを見る。単眼、内方回旋と外下転の動き。2ヘルツ以上で低振幅。多くは若年成人。

発生機序3説あり、①滑車神経核の閾値が病的に低下し異常放電する。②滑車神経の核上入力が欠如し、神経ニューロンが障害され、其処から異常再生。③滑車神経の核核下性障害からの異常再生。

これからの時節、薬剤使用にはスポーツでのドーピングを問われることにも注意を要す。

Categorised in: 神経眼科