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2019年2月24日

10495:「鼻内視鏡下涙嚢鼻腔吻合術」の話(太田康先生)を伺いました。

「鼻内視鏡下涙嚢鼻腔吻合術」の話を太田康先生に伺いました。

聴講印象記

:東邦大学医療センター佐倉病院耳鼻咽喉科太田康准教授

江東区眼科医会学術講演会特別講演1の演題です

鼻涙管は下鼻甲介の下の下鼻道に開くが、それが強く塞がれた場合には涙嚢鼻腔吻合術の適応が有ります。それには眼科医が好んで行う鼻外法のほかに、本日紹介された鼻内法があります。鼻内法のためには全身麻酔で中鼻道の前方で上外側の粘膜に内視鏡下で切開を加え、ドリルで涙嚢窩への骨窓を作ります。その先の涙嚢にも切開を入れ、涙小点側から涙嚢へ入れた留置用のチューブ(NSチューブ)を、鼻腔内へ引き出し留置して手術を終了するそうです。手術は全身麻酔下で行い、(南砂町に近い岡本耳鼻科経由で、)外科のH病院の手術室を使って2泊3日でできるそうです。特発性鼻涙管通過障害(PANDO:primary acquired nasolacrymal duct obstraction)のほか涙石やアスペルギルス菌塊がある場合も有り、其れにも対応可能とのこと。術中のビデオを拝見して、その流れがよく理解できました。

 現在、直接NSチューブが局所麻酔で挿入できる症例には自分の医院でも専門医を招聘した日に対応できていて、2月後に留置したチューブを私が抜去しています。しかし、骨涙道の通過障害が強くて、それが完遂出来ないケースでは、本日話を拝聴した耳鼻科の太田先生にお願いしたいケースも今後少なからずありそうだと思って帰って来ました。太田先生は私の顔見知りの仙台出身耳鼻科医も多数良く知っておいでで、親しく話が伺えました。

 (講演会で聞いた話の聴講印象記はその日のうちにまとめてしまうのが良いようです。図はhttps://braxtonjoseph.com/2013/01/29/good-thing-i-had-my-orange-juice/page20_2/から借用)

Categorised in: 神経眼科