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2019年2月18日

10478:iPSで世界初の脊髄損傷治療、臨床研究を承認

2月18日(月)13時35分 読売新聞

眼科医清澤のコメント:外傷性の脊髄損傷はその数も多く、そのままでは回復がむつかしいものですから、それに治療法が見つかるとなれば救われる人も多いかと期待されます。網膜色素上皮の時と同じで他人の備蓄細胞を使う京都大学方式という所が強みのようです。

 -----https://www.yomiuri.co.jp/science/20190218-OYT1T50134/

 厚生労働省の再生医療等評価部会は18日、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から神経のもととなる細胞を作り、脊髄損傷の患者に移植する慶応大チームの臨床研究計画を了承した。同チームは今秋にも最初の移植を行う。iPS細胞を使った脊髄損傷の治療は世界初という。

 計画しているのは岡野栄之教授(生理学)らのチーム。対象は脊髄を損傷してから2〜4週間が経過し、運動や感覚の機能が完全にまひした18歳以上の重症患者4人。移植により傷ついた神経が再生し、まひした機能が改善すると期待されるという。


 他人の細胞を使うことによる拒絶反応を抑えるため、移植後は免疫抑制剤を使う。リハビリ治療を併せて行い、約1年かけて安全性や有効性を調べる。

 iPS細胞を使った再生医療の研究では、国内で目の難病「加齢黄斑変性かれいおうはんへんせい」や神経難病「パーキンソン病」で人への移植が行われたほか、心臓病やがんなどの治療でも臨床応用が計画されている。

 この日の部会では、人のiPS細胞から角膜の細胞を作り、目の病気の患者に移植する大阪大の臨床研究計画も審議されたが、継続となった。

 ◆脊髄損傷=背骨の中を通って脳と体をつなぐ神経の束が傷つき、手足のまひなどが起こる。交通事故や転倒、スポーツ中のけがなどで新たに脊髄損傷となる患者は年間約5000人、損傷してから半年以上たった慢性期の患者は10万人以上とされる。

Categorised in: 神経眼科