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2019年2月7日

10448:どうしようもない加齢変化 受け入れられない「分からずや」若倉記事紹介

清澤のコメント:私の敬愛する学兄若倉先生曰く「加齢変化を受け入れられないのは不幸」。多くの医師は、「わからずや」に、ここまで同情的ではなく、彼の心の広さに感服します。「わからずや」は、①完全主義の人、②優れた能力を発揮していた人、③人と比べる人、④医学は万能と思っている人、だそうです

記事の要点と出典:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190207-OYTEW336283/

視覚は加齢変化に気付きにくいかもしれない。私は毎日患者の眼底を見るが、自分の加齢変化はどうしようもない。しかし、外来に来る患者には、視覚の加齢変化を受け入れられない人がいる。

視力や視野は正常な値 加齢変化を「何とかならないか」

 視力や視野検査は正常値。見え方の質的変化や、持久力低下の可能性があるが、眼科的治療対応策はない。医学的に病気のうちに入らない。:それでも一部の患者は、繰り返し訴え続ける。

 私は、できるだけその訴えを傾聴し、「不都合や辛さはわかるが、加齢による自然の変化で医学的には病気とまで言えないし、機能を改善させる方策もない」ことを説明する。しかし、それもせいぜい2回が限度で、3回目は、分からず屋がまたやって来たと感じるようになる

「分からず屋」は完全主義、医学は万能との思い込み……

 今風に言えばリテラシーが低いということ。そうなると、手がなく、冷たい対応になり、患者は不満顔で帰ってゆく。そうなる人には、一定の性癖があるように思われる。

1)完全主義の人、自分の不調を許せない人

2)人よりも上と自負できる技術、技能、能力を発揮していた人

3)人と比べることが習慣になってしまっている人

4)医学は万能(またはそれに近い)と思っている人

 次回やや詳しく検討してみたい。(若倉雅登 井上眼科病院名誉院長)

Categorised in: 神経眼科