お問い合わせ

03-5677-3930WEB

ブログ

2018年11月30日

10306:リンゴ病:ご存知ですか?

2018年11月22日に 福祉保健局通知がでています。

◎りんご病ってなに?

 りんご病とは伝染性紅斑の別名でヒトパルボウイルスB19が原因のウイルス感染症です。症状としては、ほほに紅色の皮疹(ひしん)〔紅斑(こうはん)〕が現れます。また、風邪を思わせる症状や関節痛、全身倦怠感などが先行することもあります。 妊婦が感染すると、胎児に悪い影響が出る場合があります。

眼症状の記載は少ないのですが、「伝染性紅斑(りんご病)に合併した視神経症(炎)の成人例 という青松 圭一, 中尾 雄三, 浦瀬 文明野報告が2014 年 31 巻 3 号 p. 326-330 DOI https://doi.org/10.11476/shinkeiganka.31.326にありました。

◎伝染性紅斑が流行しています

伝染性紅斑は、今年は5月中旬より患者報告数が増加しており、11月12日から11月18日(第46週)の1週間における患者報告数は都の警報基準を超えました。
伝染性紅斑は、特異的な治療法やワクチンはありません。感染予防策としては、こまめな手洗いや、咳・くしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおうなどの咳エチケットを心がけることが大切です。
伝染性紅斑の患者の約71%は、6歳以下の小児となっています。家庭、保育所、幼稚園、学校等においても感染予防策の徹底をしましょう。

◎伝染性紅斑の症状、感染経路と感染予防のポイント

・伝染性紅斑とは

ヒトパルボウイルスB19を原因とする感染症です。患者報告は小学校入学前後の小児のものが多いですが、成人の発症もあります。

・症状は、両頬に紅い発疹、体や手・足に網目状の発疹がみられ、1週間程度で消失します。発疹が淡く、他の疾患との区別が難しいこともあります。発疹が出現する7~10日前に、微熱や風邪のような症状がみられることが多く、この時期にウイルスの排出が最も多くなります。妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがあります。

〇感染経路と感染予防のポイント

患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染(飛まつ・接触感染)するため、一般的な予防対策(手洗い、咳エチケット等)を心がけることが大切です。

◎伝染性紅斑の患者発生状況

平成30年第46週(11月12日~18日)の都内264か所の小児科定点医療機関から報告された定点当たり患者報告数(都内全体)は1.48人(/週)となっています。

・保健所別の患者報告数が警報レベルにあるのは、東京都全体の31.1%です。

◎東京都における定点当たり患者報告数(伝染性紅斑)(過去5シーズン)

◎東京都における伝染性紅斑の発生状況(保健所管轄地域別)(2018年第46週)

江東区、(隣接の中央区、台東区は20.以上で最大の密度の領域にあります

Categorised in: 神経眼科