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2018年10月31日

10232:目に対する自傷行為について聞かれました。

◎自傷行為というのは、自分の身体や手首などを傷つけると気分が落ち着く、知らない間に自分の身体を傷つけているといったたぐいの行為です。経済的な疾病利得を求めて自らを傷つける行為は、それがあったとしても自傷行為には含まれないかもしれません。纏まりのない記載ですが、ご容赦ください。

◎典型的精神疾患に伴うもの: 症例は37歳の女性で,精神分裂病を発症して以来,精神科病院へ入退院を繰り返す。その間,幻覚,妄想,拒絶症,自傷行為など多彩な精神症状が認められた。自らの手で自分の左眼球をえぐり,左眼球摘出術を受けた。眼球摘出のような自己の器官を取り去るすさまじい自傷行為は,なかでも精神分裂病に多いとされている。(重篤な眼球自傷行為の1症例 大蔵 雅夫 ほか)

◎「身体完全同一性障害(BIID)」というまれな障害がある。自分の身体の一部に対して強い違和感を覚え、切断願望や強迫観念を抱き続けるのが特徴で、健康でなんら問題のない身体パーツにもかかわらず、取り除きたい一心で自傷行為に至る。かなり特殊な症状であるため、一般にはほとんど知られておらず、米国精神医学会でBIIDの存在こそ認知されているものの、正式に疾病として認められていないのが現状。パイプ洗浄剤で眼を焼いた例あり。 https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201511_post_7705/

◎春琴抄;谷崎潤一郎 

大阪道修町の薬種商鵙屋の次女、春琴は9歳の頃に眼病により失明して音曲を学ぶようになった。春琴の身の回りの世話をしていた丁稚の佐助も春琴の弟子となる。春琴はただれた自分の顔を見せることを嫌がり、佐助を近づけようとしない。春琴を思う佐助は自ら両眼をで突き、失明した上でその後も春琴に仕えた。

◎『オイディプス王』は、ソポクレスが、紀元前427年ごろに書いた戯曲。ギリシャ悲劇の傑作。テーバイの王オイディプスは国に災いをもたらした先王殺害犯を追及するが、それが実は自分であり、しかも産みの母と交わって子を儲けていたことを知るに至って母のブローチで自ら目を潰し、王位を退くまでを描く。エディプスコンプレクスの語源。

Categorised in: 神経眼科