お問い合わせ

03-5677-3930WEB

ブログ

2018年10月25日

10211:第102回神経眼科勉強会 2018年10月24日@東京医大

今日聞いた話は今晩の内に整理しておきましょう。

提示された演題名のみ採録し演者と所属は省略して採録します。聴講しての私の印象録を付記します。昨日もこのブログで欧州からの発表を紹介しておりますが(参照)、この会では特に抗MOG抗体と抗アクアポリン4抗体視神経炎の話題が多い印象で、これらの特徴を熟知していないと議論に参加しがたい印象でした。

1, 遷延する原因不明の乳頭浮腫をきたした一例

聴講コメント:ドックで指摘された両眼鬱血乳頭で、視力低下無し。高血圧の治療後も消退せず、右眼にゆっくり進行する視野欠損。ルンバ―ルで脳圧を見るのが先決だが、エコー、OCTなどで視神経乳頭ドルーゼンも除外を要する。

2, 左顔面受傷後右上斜視を来した1例

聴講コメント左吹き抜け骨折は明確に存在し、感染などによるプレート除去後に回旋性成分自覚の強い上下斜視を呈している。隠された対側眼の滑車神経麻痺の併存を疑う。デスカッションでは比較的強い疑義が呈された。

3, 当初、原田病と思われた視神経網膜炎の一例

聴講コメント:原田病か視神経網膜炎か?視神経網膜炎とするなら、ウイルスなどの原因は何を考えるか?乳頭拡大症候群big blindspot syndrome (参照)としての鑑別が考えられるとの発言有り。

4, パルス療法後早期に頭蓋内病変を伴って再発した抗MOG抗体陽性視神経炎の一例

聴講コメント:抗MOG抗体を伴う視神経炎の再発では眼痛を伴う事が多いとのことでした。抗MOG抗体視神経炎の特徴:Kim. 2015ほか(?)

5, 白内障手術後に抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎を発症した一例

聴講コメント:視神経症術後に大変高い眼圧を呈しており、それによる虚血性視神経症等が考えられないか?と聞いたところ、神経画像上視神経の炎症ないし脱髄が明確にあるとの返答であった。抗MOG抗体の存在だけでそれによる視神経症と決めることはできない点には注意を。

6, 効き目は重力を意識するー他覚的回旋眼位がしめすもの

聴講コメント:眼底写真で、視神経乳頭中心と黄斑を結ぶ線と水平線のなす角度で、眼球の回旋の評価ができる。それは、上斜筋麻痺の影響を受ける。その左右眼の値は、有意眼が麻痺癌であるか非湯胃がんであるかにより異なっている、という治験を披露していた。腰眼を有意眼に固定するには、両眼解放して無散瞳カメラで撮った写真であることが前提か?

7、診断に苦慮した両眼性視神経症の男児例

聴講コメント:非常に強い両眼性視神経炎であり、心因性とは考えにくい。強い食物の好き嫌いは気になる。病態がレーベル病に酷似しているとの指摘があった。

Categorised in: 神経眼科