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2018年10月17日

10203:眼窩プーリー病 眼窩窮屈病 Sagging Eye Syndrome

眼窩プーリー病 後関 利明 北里大 (再録)

1990年にDemerが提唱した眼窩プーリー。リング状に眼球赤道部を取り巻くテノン嚢内にある結合組織。コラーゲン、エラスチン、平滑筋からなる。外眼筋を取り囲む結合組織とバンド状組織からなる。外眼筋の機能的起始部として働き、外眼筋の走行を規制する。病的なものには加齢性変化と機械的変化がある。

① 加齢で外眼筋周囲の眼窩プーリーが菲薄化し、外直筋が下垂。外直筋ー–上直筋バンド(LR-SR band)が伸展断裂し、開散麻痺様内斜視や上下回旋斜視を生ず。この眼位異常をSagging Eye Syndromeと呼ぶ。(上図はその状態を示す図でネットから採録)

② 眼科容積に比して眼球眼球容積が大きいと、筋円錐外に脱臼する。脱臼は上直筋と外直筋の間で起きる。LR-SRバンドが機械的に破壊し固定内斜視を生ず。眼窩窮屈病(若倉)、Age related distance esotropia、強度近視性斜視なども同類。演者は眼窩プーリー病を提唱する。

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