お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2018年7月8日

9994:意外と身近な形成外科:講演聴講印象記

意外と身近な形成外科:講演聴講印象記

国立病院機構東京病院 落合博子先生

(艮陵同窓会関東連合会女性医師の会講演会2018.7.7

imagesW6WFGZSF清澤のコメント:女性医師部会でしたが、女性会員21名のほか、男性も4名(会長の押田先生、副会長飯野先生と会計担当理事の私、本部事務局高橋氏)参加で行われました。今回は女性医師部会長の希望で会場を都内のホテルとし、会館とは違う華やかな会場でした。

 

Plastic surgeryとは:形態的、機能的な欠損を再建し補う分野

〇対象:外傷231、腫瘍376、先天、瘢痕、潰瘍、炎症など

〇先天異常では:口唇裂、副耳、耳垂裂、折れ耳、小耳症、合趾症、色素母斑、

〇後天的疾患では、外傷、組織損傷、腫瘍切除後再建、リンパ浮腫

 

整形外科は運動器外科で有り、美容外科(美容形成外科)は美容が目的。

 

形成外科は欧米で1930年ころ、日本では1958年ころ~興隆

エピソード:元は刑罰で削がれた鼻の再建から起きていた。

原爆被爆で多数のケロイドを持つ原爆乙女が発症し、米国で治療を受けたということもあった。

 

 

 

◎保存料法には:縫合、(マイクロサージェリーを含む)移植、頭蓋から顔面に用いられるレーザー手術も行われる。

 

◎形態の修復:縫合、上皮化、皮弁、遠隔皮弁などから良いものを選ぶ

 

1、急性創と傷

〇手術創:オープンなキズを創とする。表面が閉じたものを傷と呼ぶ。

〇皮膚には張力のかかる方向があり、皮膚を切るときはそれを考慮する

〇創縁が少し隆起するようにナイロンモノフィラメントを用いて縫う

〇抜糸:時期など

〇抜糸後のケア:テーピングしたり、目立たなくなるのを23か月待ったり、リザベン内服をしたりして、瘢痕化を最小にする。

 

◎皮膚欠損のない創:

縫合を要する条件は:

スキンテプラーは毛根を傷つけない利点もあるが、切開線の外に点状のキズが残る

◎ウウェットドレッシング:きずは肉芽が盛り上がって治癒する

ハイドロコロイドの利用、エキザルべ軟膏の使用、ソープサンなどの工夫

<
p style=”margin: 0mm 0mm 0pt;”>◎皮膚欠損を伴う創

火傷や熱傷:色むらを伴うものにビタミンC。形成外科に紹介を

 

2、慢性創傷:

〇褥瘡はデブリードし陰圧吸引装置を使うと肉芽の盛り上がりが良い。

皮弁の利用も可能

〇抗ガン剤の皮下漏れも壊死を起こし、形成の対象となる

 

◎瘢痕修正手術:

Z形成手術:キズを突っ張らさない工夫で有る。

〇小児熱傷後瘢痕

〇有毛部の場合、毛根より浅く縫い毛根を痛めない方法あり

〇ケロイドの修復:肥厚性瘢痕が対象

 

◎顔面骨の骨折

〇ブローアウト骨折

〇頬骨骨折

〇鼻骨骨折

〇下顎骨骨折:金属プレートで保持し24週開口させないことも。

Le Fort型骨折

 

◎皮膚の再建

〇有茎皮弁(鼻の色素母斑の例)

〇黄色腫

〇乳房再建(エキスパンダーの挿入も行う)

〇遊離皮弁(壊死性筋膜炎の例)

〇腓骨を取っての移植も行える

〇眼瞼下垂:眼が疲れやすいのを直す

〇重瞼修正

〇片側の完全動眼神経麻痺に対する動的再建

〇リンパ管の吻合(浮腫みを取る)

 

(2018.7.16 演者修正を追加)

Categorised in: 神経眼科