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2018年6月26日

9968:猫、ネズミ、金魚、ハエ、蚊には世界はこう見えている! 人間以外の視界はこんな感じだった!

9968:猫、ネズミ、金魚、ハエ、蚊には世界はこう見えている! 人間以外の視界はこんな感じだった!

2018.06.22

眼科医清澤のコメント:先日、動物の視覚に関して調べて記事⇒(9896:眼を両脇に持つ動物はどのように見ているか?)を書いたところでしたので、この記事を面白いと思い、要点と図を引用してみました。
最初の図は眼球の直径と画像の解像度をプロットしたもの。下の図はその解像度で実際には景色がどうぼやけて見えているはずかを示したものです。

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①科学者

ざっと600種類にもわたる生物の視力、つまりそれぞれの目に世界がどう映るかを明らかにしていくというもの。
人間の網膜の空間周波数はおよそ60c/d

視力に関し、人間は必ずしも生物の中で最も優れているわけではないが、猫よりはおよそ7倍、ねずみや金魚よりは12倍程度はっきり目が見え、蚊と比較した場合は何百倍も正確に目で捉えることができると判明しているという。

図1 専門誌「Trends in Ecology&Evolution」に発表された今回の研究では、それぞれの種の目を解剖したデータから視力と視界のクリアさを推定している。その結果、人間と比較するとほとんどの種は視力が人間よりも弱く、視界が限られているという事実がわかったのである。

物体が網膜において結ぶ像の大きさを視角によって表現した画像中の空間周波数(視覚1度あたりの周期=c/d)を計測すると、人間はおよそ60c/dであったのに対し、はるか空の上から地上にいる獲物を狙うワシやタカなどの猛禽類は140c/dというのは納得だ。

一方、猛禽類以外の他の鳥類や魚は30c/dであり、水中で鋭敏な動きを見せる魚でも実は視界に制限があるという結果になった。

科学者らが綿密に計画を立てたというひとつの興味深いプロジェクト:ざっと600種類にもわたる生物の視力、つまりそれぞれの目に世界がどう映るかを明らかにしていくというものだ――

図2■視覚情報を脳がどう処理しているかはまだ不明

図からは、人間の視力基準では盲目と判定されてしまう範囲に8割方の生物の視力が当てはまっている。昆虫はさらに「複眼」と呼ばれる目の構造(個眼と呼ばれる細かなレンズの集合体)を持つことで、紫外線を見るといった人間にはない能力や、一定の方向に直進する光の波長「偏光」を見る能力があることで、光をコンパス代わりにすることでき、弱い視力をカバーしているという。

もっとも、現時点では全てが解明されたわけではない。今回は推定視力を示しているだけで、「視界にとらえた情報を脳がどう処理しているか、他の要因がどう作用するのかについてはまだわかっていない。

(文=Maria Rosa.S

Categorised in: 神経眼科