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2018年1月10日

9505:眼振の薬物療法に対する質問をいただきました。

眼振の薬物療法に対する質問をいただきました。

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maxresdefault4287 後天性及び先天性眼振に対するギャバペンチン(gabapentin)と、 メマンチン(memantine)の効果の検討 Br J Ophthalmol. 2006 90: 839–843.T Shery,、、 I Gottlobほか。

ある種の後天性眼振に対する薬剤治療の有効性は知られているが、先天性であったり眼疾患に伴う眼振に対する薬物治療の有効性は知られてはいない。:ということで、Gottlobらは、ギャバペンチン(gabapentin)と、 メマンチン(memantine)の眼振に対する効果を述べています。

このイリーナ・ゴットローブさんとは留学中の顔見知りで有ったので、私もまずは先天眼振に対する効果を検証しようとして、某公立病院の倫理委員会を通した臨床実験を2年ほどかけて行ったことがあります。その実施できた数は多くはなく、論文にはまとめられていません。(この医師主導の治験も昨年終了しました。)

これに関連する質問として、本日は、後天性の垂直眼振にこの投薬が有効かどうか?をという質問を、某先生からいただきました。

上の論文では、MSなどにも効く例があるようですから、臨床的には試してみることは可能かと思います。垂直性の眼振では、下向き眼振ならば上方注視時に眼振が減弱しますのでベース下側で両眼に同度数のプリズム眼鏡を処方して、喜ばれた自験例があることもお伝えしました。投薬量などは上の論文などを参考にできるかもしれません。
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Categorised in: 神経眼科