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2017年10月10日

9264: 乳頭浮腫の鑑別に蛍光眼底造影が高精度:記事紹介

乳頭浮腫の鑑別に蛍光眼底造影が高精度

Ophthalmology2017年8月28日 (月)配信 

神経眼科医清澤のコメント:鬱血乳頭は神経眼科医が扱う本気で調べなくてはいけない疾患の一つです。
小児における乳頭浮腫(PE)と偽乳頭浮腫(PPE)の正確な画像鑑別法を検討して、蛍光眼底造影の精度が最も高かったという。しかし、小児に点滴をつないで蛍光眼底造影を行うのは結構大変そうである。今時はやりの自発蛍光眼底撮影ではどうだったのだろうか?

偽鬱血乳頭は無害な疾患で、その原因には視神経乳頭ドルーゼン、遠視、硝子体組織の遺残などが挙げられます。実際には視神経炎も鑑別に挙げられますが、こちらならば中心暗点を伴い、視力も低下するので、鑑別は容易です。視神経炎は偽鬱血乳頭には加えません。

本文を見ると、Bスキャン超音波、眼底撮影、自発蛍光、蛍光眼底撮影FA、OCT (SD OCTおよびEDI OCT)を比較たとしていました。

カリフォルニアからの論文であって、プーリーの話をするデマー先生と、国際神経眼科学会の会長を務めたアルノルド先生、神経眼科の大家サドゥン先生など著者はカリフォルニアの神経眼科医が総出演です。 
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抄録: 5-18歳の小児19例を対象に、乳頭浮腫(PE)と偽乳頭浮腫(PPE)の最も正確な画像鑑別法を前向き観察研究で検討。蛍光眼底造影の精度が97%と最も高かった(95%CI 92 – 100%)。PE眼は蛍光漏出を示したが、埋没型の視神経乳頭ドルーゼン(ODD)疑いのあるPPE眼では過蛍光はなく、表在型ODDを伴うPPE眼では結節状の染色部が見られた。

【原文を読む】

Chang MY et al. Accuracy of Diagnostic Imaging Modalities for Classifying Pediatric Eyes as Papilledema Versus Pseudopapilledema. Ophthalmology. 2017 Jul 18. pii: S0161-6420(17)31212-5. doi: 10.1016/j.ophtha.2017.06.016. [Epub ahead of print]


こんなレクチャー動画はいかがですか?レバノン出身のワシントンDCにある病院のフェローが「鬱血乳頭と偽鬱血乳頭」の講義をしています。


Categorised in: 神経眼科