お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2017年5月27日

8884:アーガイル・ ロバートソン瞳孔とは:

アーガイル・ ロバートソン瞳孔とは(http://oisha.livedoor.biz/archives/50368365.html)、Argyll Robertsonによって神経梅毒に特異な瞳孔所見として1869年に発表された。過去にはArgyll Robertson瞳孔が神経梅毒に高頻度に出現したが、近年は、糖尿病,多発性硬化症,脳炎,中枢神経系の変性疾患,アルコール中毒など、非梅毒で本瞳孔を呈する頻度が高まっている。詳しい病態は不明だが、脊髄癆や中脳の障害で出現する。
その主徴は、
1)直接および間接対光反応の欠如,
2)迅速な輻湊反応 (近見反応は正常),
3)縮瞳である (対光反射は消失するが、輻湊反射は保たれる)。
症状は一般に両眼性であるが瞳孔不同や脱円をみることが多い。

神経眼科医清澤のコメント:

◎米国ではHIV感染者に梅毒が多いという話を研究室の同期生が留学当時に発表していました。
Becerra LI, Ksiazek SM, Savino PJ, Marcus DK, Buckley RM, Sergott RC, et al. Syphilitic uveitis in human immunodeficiency virus-infected and noninfected patients. Ophthalmology. 1989;96:1727–30. [PubMed]

lf8d86445-m0xd-w1020_h770_q80◎フィラデルフィア市にはハッチンソン通りという骨董屋もある静かな通りもありました。
先天梅毒にみられる変形した歯をハッチンソンの歯と呼びます。

◎それとは違いますが、中高年の視神経萎縮の人に活動性のある梅毒感染が見つかることはしばしばあります。第3期の神経梅毒です。これが引用した記事に相当します。

◎ぶどう膜炎や視神経萎縮のほかに、梅毒ではアーガイル・ロバートソン瞳孔というもの(上記)もあります。


Categorised in: 神経眼科