お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2017年2月13日

8582;ベーチェット病になりやすい遺伝子解明 治療薬開発に道

homecover
ベーチェット病になりやすい遺伝子解明 治療薬開発に道 瀬川茂子 2017年2月7日02時49分

(眼科医清澤のコメント:最近、閉塞隅角緑内障などでも行われて結果が発表されている全ゲノム解析の手法による研究です。これだけの数の遺伝子が出てくるという事は、それが単一の遺伝子ではなく、体質を決めるような遺伝子であるという事を示すようです。ベーチェット病では罹患しやすい組織適合抗原がいくつも見つかっていましたから、それに対応する遺伝子が出てきたのでしょうか?)
  -----
 口内炎や目の炎症などを繰り返し、失明にいたることもある難病「ベーチェット病」のなりやすさにかかわるDNA配列を、横浜市立大などの国際研究グループが見つけた。治療薬の開発につながる可能性があるという。米専門誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に7日発表した。

 ヒトのDNA配列はほとんど共通しているが、わずかに個人差(SNP)があり、薬の効き方や病気のなりやすさなどにかかわる。ベーチェット病については、これまで複数のSNPが報告されてきたが、他にもあると考えられていた。

 グループは、日本、トルコ、イランなどのベーチェット病患者3477人と、健康な人3342人のSNP20万個を比べた。その結果、新たに6カ所のDNA配列の領域のSNPが、病気のなりやすさにかかわることがわかった。

 ベーチェット病は、細菌などに感染した後に、過剰に炎症が起こる病気と考えられている。今回見つかったSNPは、病原体が皮膚から体に入るのを防いだり、炎症を起こしたりする遺伝子にかかわるものだった。体が反応する仕組みがわかれば、治療薬の開発につながるという。(瀬川茂子)

Nature Genetics | Letter(http://www.nature.com/ng/journal/vaop/ncurrent/full/ng.3786.html)
Dense genotyping of immune-related loci implicates host responses to microbial exposure in Behçet’s disease susceptibility
Masaki Takeuchi, Nobuhisa Mizuki, Akira Meguro,

Nature Genetics (2017) doi:10.1038/ng.3786 Received 12 September 2016 Accepted 12 January 2017 Published online 06 February 2017

Categorised in: 神経眼科