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2016年8月18日

8054:MS(多発性硬化症)視神経炎、第一世代抗ヒ薬で改善【米国神経学会】

MS視神経炎、第一世代抗ヒ薬で改善【米国神経学会】

クロスオーバー試験で視覚誘発電位の改善を確認:という記事の紹介です。

眼科医清澤の印象:第一世代の古い抗アレルギー薬であるクレマスチンが多発性硬化症の治療に有効であるという報告が有ったそうです。

クレマスチンの効果・効能:(1)錠剤・散剤→アレルギー性皮膚疾患(じん麻疹,湿疹,皮膚炎,掻痒症),アレルギー性鼻炎/(2)ドライシロップ・シロップ→(1)に加えて感冒などの上気道炎に伴うくしゃみ,鼻汁,せき
クレマスチンの用法・用量:1日2mg(0.1%散剤2g,1%散剤0.2g,シロップ20mL,ドライシロップ2g)を2回に分けて服用。幼少児の場合は,処方医の指示通りに服用。

  --記事の引用開始--
 抗アレルギー薬や風邪薬に含まれる第一世代抗ヒスタミン薬のクレマスチンフマル酸塩(クレマスチン)が多発性硬化症(MS)による視神経炎を回復させる可能性が、小規模なプラセボ対照クロスオーバー試験で確認された。米国神経学会(AAN)年次学術集会2016での報告。研究グループは「MSの慢性脱髄を回復させる可能性を示した初の試験」と評価している。

 同試験では、平均罹病期間5年、平均年齢40歳、軽度の症状を有し慢性化した視神経炎を有するMS患者50例にクレマスチンまたはプラセボが交互に3カ月、2カ月の期間投与された。

 クレマスチン投与時にはプラセボ投与時に比べ、視覚誘発電位が平均2ミリ秒短縮し、わずかではあるが視覚野の電位変化に改善が認められた。なお、同試験において同薬服用中の疲労感が報告された。「同薬投与時に見られた視力障害の改善は大きなものではないが、薬剤でMSによる障害が回復できる可能性が確認されたのは初めて」と研究グループ。今後さらに検討を進めていく意向を示している。

関連リンク
Over-the-Counter Drug May Reverse Chronic Vision Damage Caused by Multiple Sclerosis
  ーー引用終了ーーー

Categorised in: 神経眼科