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2016年4月1日

7611;虹彩欠損への人工虹彩、患者満足度高い:記事紹介

虹彩欠損への人工虹彩、患者満足度高い

専門誌ピックアップ2016年3月29日 (火)配信 眼科疾患

Mayer CS,et al.Pupillary Reconstruction and Outcome after Artificial Iris Implantation.Ophthalmology. 2016 Feb 27. pii: S0161-6420(16)00097-X. doi: 10.1016/j.ophtha.2016.01.026. [Epub ahead of print]

 瞳孔再建術施行の外傷性虹彩欠損患者32例(32眼)を対象に、人工虹彩インプラントArtificial Irisの効果を前向き症例集積研究で検証。術後に最高矯正視力、眼圧は変化せず、瞳孔開度、内皮細胞数は有意に低下、コントラスト感度は有意に増加、審美的障害は有意に改善した。手術前後で前房深度および角度に有意な違いはなかった。患者満足度は10点中8.91±1.51点と高かった。

【原文を読む】
専門誌ピックアップhttp://www.aaojournal.org/article/S0161-6420%2816%2900097-X/abstract

清澤のコメント;別の著者による動画ですが、前房に入れるのでしょうか?それとも、角膜に入れるのでしょうか?と考えました。下の動画では明確に前房に入れています。この症例も外傷性の無虹彩症例だとしています。この論文では外傷性の無虹彩を対象にしたところが味噌のようです。先天性のケースなら隅角低形成を合併するので、眼圧が高くなる例も多かろうかと思われます。また、先天例は両眼性のものが多そうです。

緊急追記(2015.7.6):上にコメントした通り、外傷性には良いそうですが、先天性では眼圧上昇が恐れられます。危険のない手術ではないので、両眼に同時に施行うのは好ましくないというのが私の意見です。

Categorised in: 神経眼科