お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2021年6月8日

12926:アルツハイマー病新薬の製造販売 米が条件付きで承認

清澤のコメント:この薬剤はアルツハイマー病で脳の神経細胞に蓄積が見られ、神経細胞の働きを劣化させるアミロイドベータに対する抗体ですから、高価にはなるでしょうが、比較的根本治療になることは期待されましょう。異論も少なからずあるようです。申請の資料では脳内のアミロイドベータはPET(ポジトロン断層法)で測定された模様です。アルツハイマー病の視覚に関する臨床症状とPET(脳糖代謝)に関しての研究にはその昔取り組んだことがありましたから(末尾にリンク)、このような薬剤がFDAで承認されたことに感動します。

最新記事紹介:

アルツハイマー病新薬の製造販売 米が条件付きで承認

江口英佑、ニューヨーク=真海喬生2021年6月8日 0時31分

 エーザイと米製薬大手バイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬候補の「アデュカヌマブ」について、米食品医薬品局(FDA)は7日、製造販売を条件付きで承認したと発表した。アルツハイマー病で認知機能低下を長期間抑える世界初の薬となる。

 FDAは、効果などを見極めるため今後も試験を行うことを求めている。効果がないと判断すれば、承認を取り消す可能性もある

 アルツハイマー病は、脳内に「アミロイドβ(ベータ)」というたんぱく質がたまることで神経細胞が徐々に働きを失い、認知機能が低下するとみられている。アデュカヌマブは、軽度認知障害という「早期」に投与を始められ、認知機能低下を長期的に抑えることが期待されている。これまでの治療薬は症状を一時的に軽くするものだった。

 今回の承認で、米国では治療薬として使用することができる。ただ追加治験で、効果が確認できない場合は、承認が取り消される可能性もある。日本では昨年12月に申請があり審査中だ。

 世界の認知症患者は約5千万人いるとされる。日本国内の患者は約600万人で、その7割がアルツハイマー型とされる。

 高齢化にともなって患者は今後も増えるとみられる。アデュカヌマブへの期待は高まるが、アルツハイマー型以外の認知症には使えない。点滴で投与され、定期的な通院など治療には時間がかかる。いったん失われた神経細胞の働きを回復させることは難しい。薬の値段は高くなりそうで、患者の負担や医療保険の財政への影響なども課題となる。(江口英佑、ニューヨーク=真海喬生)

     ◇

 〈アルツハイマー病〉 代表的な認知症で、患者全体の約7割を占める。脳に「アミロイドβ(ベータ)」というたんぱく質がたまることなどで神経細胞が破壊され、認知機能が低下するとされる。症状はもの忘れから始まり、中等度になると、自分のいる場所などがわからなくなる。さらに重度になると家族ら親しい人の顔もわからなくなり、最終的には寝たきりになる。根本的な治療法は見つかっていない。病名は約100年前に病気を報告したドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーに由来する。

Categorised in: 全身病と眼