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2020年6月22日

12011:ヒトの老化は、34歳、60歳、78歳 で急激に進むことがわかった:雑誌記事紹介

眼科医清澤のコメント:昨日は中野駅北西に広がる四季の森公園に初めて行ってみました。ここは旧陸軍中野学校跡地ですが、キリンビール、中央大学、帝京平成大学、東京警察病院などのキャンパスビル等に囲まれて広大な芝生が広がり、久しぶりの好天気に誘われて多くの家族連れが日曜日を満喫しておりました。そのあと、中央線を越える歩道跨線橋も初めてわたってみました。中野の再開発も進んでいます。

ニューズウィーク誌によると、ヒトの老化は、34歳、60歳、78歳で急激に進むことがわかったという。60歳の次の変換点は78歳ということか?出典; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/12/346078.php

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2019年12月27日(金)16時00分 松岡由希子

<スタンフォード大学の研究チームがヒトの血漿タンパク質を分析したところ、老化は一定のペースで継続的に進行するのではないことがわかった ……>

血中のタンパク質の測定によってヒトの健康状態を診断できることは広く知られているが、このほど、血中のタンパク質レベルによって、ヒトの年齢を精緻に予測できることがわかった。

老化は一定のペースで継続的に進行するのではない

米スタンフォード大学のトニー・ウィス=コレイ教授らの研究チームは、18歳から95歳までの4263名から得た血液サンプルを用いて2925の血漿タンパク質を分析し、2019年12月5日、その結果をまとめた研究論文を学術雑誌「ネイチャーメディシン」(←英文の原著論文にリンク)で発表した。

ーーーー本論文の概要----
加齢は、ヘルススパンを制限するいくつかの慢性疾患の主な危険因子です。したがって、老化のメカニズムは潜在的な治療標的としてますます認識されています。若いマウスの血液は、複数の組織全体で加齢と疾患の側面を逆転させます。病気の生物学 では血液の加齢に伴う分子変化が加齢に関連する新しい洞察を提供できるという仮説をサポートします。我々は、4,263人の若い成人からnonagenarians(18–95歳)までの2,925種の血漿タンパク質を測定し、年齢に伴うヒト血漿プロテオームの顕著な非線形変化を明らかにする新しいバイオインフォマティクスアプローチを開発しました。人生の40、70、80年間のプロテオームの変化の波は、明確な生物学的経路を反映し、ゲノムと加齢性疾患のプロテオームと表現型の特徴との異なる関連を明らかにしました。加齢の研究へのこの新しいアプローチは、加齢性疾患の潜在的な標的を提供する可能性のある予期しない信号と経路の特定につながりました。

この研究論文では、老化は一定のペースで継続的に進行するのではなく、34歳の青年期、60歳の壮年期、78歳の老年期という3つのポイントで急激に進むことも示されています。

タンパク質は、身体を構成する細胞からの指示を実行する働きを担っています。それゆえ、タンパク質レベルの大幅な変化は、身体の変化を意味します。

ーーーアブストラクト引用終了ーーーー

記事の続き:

生理的老化は34歳、60歳、78歳で急激に起こる

研究チームは、各被験者の2925の血漿タンパク質のレベルをそれぞれ測定し、そのうち1379のタンパク質レベルが被験者の年齢によって明らかに異なっていることを突き止めた。また、被験者の年齢は、これらのうち373のタンパク質によって、概ね3年程度の誤差で精緻に予測でき、9のタンパク質でも、ある程度の精度で予測が可能だという。

加齢のみの要因で不可逆的に生じる生体の変化、すなわち「生理的老化」は、平均34歳、60歳、78歳の3つのポイントで急激に起こることも示されている。多くのタンパク質は、一定のペースで増減したり、生涯、同じレベルを維持するのではなく、一定期間、同じレベルを保ち、特定のポイントで、突然上下に変動しているのだ。

年齢によってそのレベルが明らかに異なる1379のタンパク質のうち、895のタンパク質は、性別によっても特徴が認められた。男性と女性で老化プロセスが異なることを示す成果のひとつとしても注目されている。

老化を遅らせる薬剤や治療法の開発などの応用が期待されている

Categorised in: 全身病と眼