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2020年4月5日

11724:普遍的なBCGワクチン接種方針とCOVID-19の罹患率および死亡率の低下との相関:論文ドラフト紹介

清澤のコメント:区の医師会からBCGをコロナ肺炎の予防に使うということには現状では根拠がないので、実際の臨床においてそれを行うべきではないという連絡が来ました。その治療案の原因となった文献がこれです。

また、コロナ肺炎の治療薬としてはこのほかに、日本製の抗インフルエンザ薬(アビガン)も重症例の治療法の候補に挙げられており、求める国に無償で提供するとか官房長官長官が発言していますが、その根拠とされた論文も編集者または著者の理由で取り下げとなったとのことです。;(安倍晋三首相は3月28日、首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬の有力候補として注目されている「アビガン」(一般名:ファビピラビル)について「正式承認に向け治験プロセスを開始する」と表明した。

新型コロナウイルス対策について記者会見する安倍首相(首相官邸HPより)

◎「アビガン有効」中国論文取り下げ 国内研究は続行

2020/4/3 17:15:新型コロナウイルス感染症の治療を目的として、抗インフルエンザ薬の「アビガン」と同成分の薬を実際の患者に投与して有効性を確かめたとする中国の論文が、3日までに取り下げられたことがわかった。アビガンは富士フイルム富山化学が開発した薬。新型コロナ向けに国内でも治験や臨床研究が進む。現段階では効果が明確に否定されたものではないとみて国内の研究は継続する予定だ。

medRxiv

普遍的なBCGワクチン接種方針とCOVID-19の罹患率および死亡率の低下との相関:疫学研究

アーロン ミラー 、 マックジョシュ リーンダラー 、 キンバリー ファシリオーネ 、 ほか

ヴィオレタルメノヴァ 、 ヤンリー 、 ゴンザロH オタズdoi: https : //doi.org/10.1101/2020.03.24.20042937

この論文はピアレビューをうけてないものです。新しい研究で、評価が決まらないものを早刷りしたものです。

概要

COVID-19は世界のほとんどの国に広がっています。 不可思議なことに、この病気の影響は国によって異なります。 これらの違いは、文化的規範、緩和努力、および健康インフラストラクチャの違いに起因しています。 ここでは、COVID-19の影響における国別の違いは、カルメットゲラン菌(BCG)の小児期のワクチン接種に関するさまざまな国の政策によって部分的に説明できると提案します。 BCGワクチン接種は、呼吸器感染症に対して幅広い保護を提供すると報告されています。 多くの国のBCGワクチン接種政策を、COVID-19の罹患率と死亡率と比較しました。 BCGワクチン接種の普遍的な政策がない国(イタリア、ネダーランド、米国)は、普遍的かつ長期にわたるBCG政策を持つ国と比較して、深刻な影響を受けていることがわかりました。 普遍的なBCG政策の開始が遅い国(イラン、1984年)は死亡率が高く、BCGが予防接種を受けた高齢者を保護するという考えと一致しています。 また、BCGワクチン接種により、国で報告されたCOVID-19の症例数も減少したこともわかりました。 罹患率と死亡率の低下の組み合わせにより、BCGワクチン接種はCOVID-19との戦いにおける潜在的な新しいツールになります。

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