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2020年3月23日

11664:知っておくべき「コロナウイルス」の基礎知識:再訪

清澤のコメント:とかく言い古された情報ですが、新型コロナウイルスに関する基本情報です。このウイルス構造、拡散、危険性などコロナウイルスの基本。SARA HARRISON氏の記事を短縮。WIRED(US):—–

新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」の顕微鏡写真。コロナウイルスは、4つのグループに分類される。

新型コロナウイルスは、ヒトに感染する7種のコロナウイルスのうちのひとつ。この新型ウイルスは、いったいどれだけ恐ろしいものなのだろうか。コロナウイルスの基本。

Q1:コロナウイルスとは、どんなもの?コロナウイルスは発熱や呼吸疾患、そしてときには胃腸の症状も引き起こす。2019年に発見された新型コロナウイルスは、ヒトに感染することがわかっているコロナウイルス7種のうちのひとつ。新型コロナウイルスは、今世紀に入ってから動物からヒトに感染したことがわかっている3番目のコロナウイルスである。

Q2:どうやって感染が広がる?:SARS-CoV-2は新型コロナウイルスの正式名称。このウイルスから感染する感染症の正式名称が『COVID-19』。せきやくしゃみで飛沫感染する可能性が高く、潜伏期間は2日から14日、接触感染する可能性も考えられる。発熱やせき、息苦しさなどの症状が現れる前でも、感染させる状態にあることになる。

Q3:主な症状は?:ほとんどの人がからせきと発熱を訴えた。息苦しさ、咽頭痛、頭痛を経験する人もいる。

Q4:感染を予防するには?:手を洗うことに尽きる。デヴァイス類はすべて除菌。スマートフォンやキーボード、ヘッドフォンなどにもウイルスは付着する。もしあなたが高リスク群(高齢者か、糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの基礎疾患を有す)に属している場合、せきが肺炎に重症化する恐れがある。[厚生労働省「相談・受診の目安」および相談先はこちら]。

Q5:「COVID-19」はインフルエンザより怖い?:CDCの事前推定で、19~20年シーズンのインフルエンザの患者数は1,900万人から2,500万人、死者数は最大で25,000人だった。一方、コロナウイルスの患者数、死者数を推定するのは困難。CDC推定では、「COVID-19」の死亡率は約2パーセントで、インフルエンザより高い。重症ケースしか計算に入れなければ、死亡率は高く計算される。「COVID-19」とインフルエンザの最も大きな違いは、インフルエンザの場合は医療制度の備えができているという点。これに対して「COVID-19」は未知の分野。治療用のワクチンがまだない。「COVID-19」はすでにパンデミック(世界的流行)と認定された。

Q6:新型コロナウイルスの公式名称は?:国際委員会は、新しいコロナウイルスを「SARS-CoV-2」と名づけた。SARSのコロナウイルスに遺伝子的に近いから。SARS-CoV-2が引き起こす病気(せき、発熱、呼吸困難などの症状で、いま大混乱を引き起こしている病気)の名称は、「COVID-19」だ。WHOは、特定の場所や動物、個人、グループに言及せずに、発音しやすい名称を探した。「コーヴィッド・ナインティーン」「SARS-CoV-2」に感染しても、発病しない人たちもいるし、この病気の症状である「COVID-19」を発症する人たちもいる。

Q7:「SARS-CoV-2」はどこからきて、どのように広がったか?:初期の症例は19年の年末、武漢で確認された。武漢の病院が重症の肺炎の患者の治療にあたった際に、これまでとは異なる症状であることが認識された。ヒトの細胞にとりつく最適なスパイクたんぱく質をもっていないのかもしれない。

Q8:コロナウイルスの仕組みは?:コロナウイルスは、4グループに分類される。γとδは主に鳥類に感染するコロナウイルスで、αとβは主に哺乳類に感染する。

ヒトに感染するコロナウイルスは1960年代に初めて分離されたが、これらのコロナウイルスが引き起こす症状は軽度のものであると長らく考えられていた。たいていの場合、コロナウイルスに感染しても風邪をひく程度だと考えられていたのだ。ちなみに最も有名なコロナウイルスは、ほかの動物からヒトへと感染するコロナウイルスである。

コロナウイルスは、1本のRNA(リボ核酸)からできており、その遺伝物質は小さなスパイクたんぱく質(とげ状のたんぱく質)が突き出した薄膜に囲まれている。顕微鏡で見ると、それらのたんぱく質はウイルスの上を取り巻く輪からトゲのように突き出ている。「王冠」を意味するラテン語の「コロナ」(corona)から名前づけられた。

コロナウイルスが体内に入ると、それらのスパイクたんぱく質が宿主の細胞にくっつき、細胞の核にRNAを注入する。そして複製機構を乗っ取り、さらにウイルスを増やす。こうして、感染が起きる。

感染の重症度は、ふたつの要因に左右される。ひとつは、人体のどの部分にそのウイルスが付着しやすいかだ。普通の風邪を引き起こすコロナウイルスのように、症状が比較的重症ではないコロナウイルスは、鼻やのどなどの気道の上部に付く傾向がある。

これに対して、もっと悪質なコロナウイルスの一種は、肺や気管支にとりつき、さらに重い感染を引き起こす。

感染の重症度を左右するもうひとつの要因は、コロナウイルスがつくりだすたんぱく質だ。遺伝子が異なれば、たんぱく質も異なる。悪性のコロナウイルスは、ヒトの細胞によってうまく付着できるスパイクたんぱく質をもっているのかもしれない。コロナウイルスのなかには、免疫システムを回避できるたんぱく質をつくりだすものもある。この場合、患者の免疫反応が大きくなればなるほど、症状は深刻化してしまう。

清澤のコメント:とかく言い古された情報ですが、新型コロナウイルスに関する基本情報です。このウイルス構造、拡散、危険性などコロナウイルスの基本。SARA HARRISON氏の記事を短縮。WIRED(US)

SARS-CoV-2

新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」の顕微鏡写真。コロナウイルスは、4つのグループに分類される。

新型コロナウイルスは、ヒトに感染する7種のコロナウイルスのうちのひとつ。この新型ウイルスは、いったいどれだけ恐ろしいものなのだろうか。コロナウイルスの基本。

Q1:コロナウイルスとは、どんなもの?コロナウイルスは発熱や呼吸疾患、そしてときには胃腸の症状も引き起こす。2019年に発見された新型コロナウイルスは、ヒトに感染することがわかっているコロナウイルス7種のうちのひとつ。新型コロナウイルスは、今世紀に入ってから動物からヒトに感染したことがわかっている3番目のコロナウイルスである。

Q2:どうやって感染が広がる?:SARS-CoV-2は新型コロナウイルスの正式名称。このウイルスから感染する感染症の正式名称が『COVID-19』。せきやくしゃみで飛沫感染する可能性が高く、潜伏期間は2日から14日、接触感染する可能性も考えられる。発熱やせき、息苦しさなどの症状が現れる前でも、感染させる状態にあることになる。

Q3:主な症状は?:ほとんどの人がからせきと発熱を訴えた。息苦しさ、咽頭痛、頭痛を経験する人もいる。

Q4:感染を予防するには?:手を洗うことに尽きる。デヴァイス類はすべて除菌。スマートフォンやキーボード、ヘッドフォンなどにもウイルスは付着する。もしあなたが高リスク群(高齢者か、糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの基礎疾患を有す)に属している場合、せきが肺炎に重症化する恐れがある。[厚生労働省「相談・受診の目安」および相談先はこちら]。

Q5:「COVID-19」はインフルエンザより怖い?:CDCの事前推定で、19~20年シーズンのインフルエンザの患者数は1,900万人から2,500万人、死者数は最大で25,000人だった。一方、コロナウイルスの患者数、死者数を推定するのは困難。CDC推定では、「COVID-19」の死亡率は約2パーセントで、インフルエンザより高い。重症ケースしか計算に入れなければ、死亡率は高く計算される。「COVID-19」とインフルエンザの最も大きな違いは、インフルエンザの場合は医療制度の備えができているという点。これに対して「COVID-19」は未知の分野。治療用のワクチンがまだない。「COVID-19」はすでにパンデミック(世界的流行)と認定された。

Q6:新型コロナウイルスの公式名称は?:国際委員会は、新しいコロナウイルスを「SARS-CoV-2」と名づけた。SARSのコロナウイルスに遺伝子的に近いから。SARS-CoV-2が引き起こす病気(せき、発熱、呼吸困難などの症状で、いま大混乱を引き起こしている病気)の名称は、「COVID-19」だ。WHOは、特定の場所や動物、個人、グループに言及せずに、発音しやすい名称を探した。「コーヴィッド・ナインティーン」「SARS-CoV-2」に感染しても、発病しない人たちもいるし、この病気の症状である「COVID-19」を発症する人たちもいる。

Q7:「SARS-CoV-2」はどこからきて、どのように広がったか?:初期の症例は19年の年末、武漢で確認された。武漢の病院が重症の肺炎の患者の治療にあたった際に、これまでとは異なる症状であることが認識された。ヒトの細胞にとりつく最適なスパイクたんぱく質をもっていないのかもしれない。

Q8:コロナウイルスの仕組みは?:コロナウイルスは、4グループに分類される。γとδは主に鳥類に感染するコロナウイルスで、αとβは主に哺乳類に感染する。

ヒトに感染するコロナウイルスは1960年代に初めて分離されたが、これらのコロナウイルスが引き起こす症状は軽度のものであると長らく考えられていた。たいていの場合、コロナウイルスに感染しても風邪をひく程度だと考えられていたのだ。ちなみに最も有名なコロナウイルスは、ほかの動物からヒトへと感染するコロナウイルスである。

コロナウイルスは、1本のRNA(リボ核酸)からできており、その遺伝物質は小さなスパイクたんぱく質(とげ状のたんぱく質)が突き出した薄膜に囲まれている。顕微鏡で見ると、それらのたんぱく質はウイルスの上を取り巻く輪からトゲのように突き出ている。「王冠」を意味するラテン語の「コロナ」(corona)から名前づけられた。

コロナウイルスが体内に入ると、それらのスパイクたんぱく質が宿主の細胞にくっつき、細胞の核にRNAを注入する。そして複製機構を乗っ取り、さらにウイルスを増やす。こうして、感染が起きる。

感染の重症度は、ふたつの要因に左右される。ひとつは、人体のどの部分にそのウイルスが付着しやすいかだ。普通の風邪を引き起こすコロナウイルスのように、症状が比較的重症ではないコロナウイルスは、鼻やのどなどの気道の上部に付く傾向がある。

これに対して、もっと悪質なコロナウイルスの一種は、肺や気管支にとりつき、さらに重い感染を引き起こす。

感染の重症度を左右するもうひとつの要因は、コロナウイルスがつくりだすたんぱく質だ。遺伝子が異なれば、たんぱく質も異なる。悪性のコロナウイルスは、ヒトの細胞によってうまく付着できるスパイクたんぱく質をもっているのかもしれない。コロナウイルスのなかには、免疫システムを回避できるたんぱく質をつくりだすものもある。この場合、患者の免疫反応が大きくなればなるほど、症状は深刻化してしまう。

Categorised in: 全身病と眼