お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2019年12月5日

11358:ゲノム編集しての妊娠を禁止へ、デザイナーベビー懸念;記事紹介

清澤のコメント:医学会で活躍する先輩に受精卵における遺伝子編集の臨床応用禁止の話を聞きました。彼は、この記事のように予期しない変化が子々孫々に伝わる可能性や、強い兵士を作る様なデザイナーベビーへの応用などの危険性を挙げていました。実は日本は体外受精などの技術が世界的に進んでおり、研究段階を経ずにいきなり臨床応用がなされてしまう素地が有るのだそうです。劣性遺伝子なら危険な遺伝子編集をしなくとも疾患の原因遺伝子を含まない受精卵を選ぶことも可能だと指摘していました。

ーー記事の引用 朝日新聞ーーー

2019年12月4日23時02分

 ゲノム編集技術を人間の受精卵に使い、子宮に戻す臨床利用について、厚生労働省の専門委員会は4日、禁止するための法規制を含めた制度をつくるべきだとする報告を大筋でまとめた。政府は、具体的な規制の内容について検討し、法律や指針づくりを進める。

 ゲノム編集は、狙った遺伝情報を変えられる技術。従来より格段に使いやすい手法が2012年に登場し、農水産業や食品開発などの研究に使われている。一方、この技術を人間の受精卵に使って人為的に容姿や能力を変える「デザイナーベビー」への応用につながるとの懸念もある。

 ゲノム編集した人間の受精卵を子宮に戻すことについては研究を禁止する指針はあるが、医療行為については規制がなかった。政府の生命倫理専門調査会は6月、ゲノム編集した受精卵を子宮に戻す臨床利用について、法規制を含めた制度のあり方を検討するよう求めていた。

 専門委の報告では、ゲノム編集技術で受精卵の遺伝子を変えて子宮に戻すことは、安全性が担保されておらず、世代を超えて影響が出る可能性があると指摘。実施できないようにするため、強い規制を伴う制度が必要とした。委員からは罰則付きの法規制が必要だという意見も出た。

 一方、遺伝性の病気の治療法の開発のために子宮に戻さずに行う基礎的な研究の発展は妨げない。臨床応用が認められる可能性は、技術の進歩や国民の理解を踏まえながら、継続的に検討していくこととした。

Categorised in: 全身病と眼