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2019年11月27日

11329:小6、走り高跳びで左目失明…担任ら手作りの支柱に当たる:記事紹介

眼科医清澤のコメント;今日の眼の関連記事です。受傷経緯や眼外傷の程度はこの記事からは不明です。ゴム紐に引っ張られて支柱が反対側に富んだのでしょうか?このような学校内での事故に関する保険を以前は「学校安全会」が、最近は「日本スポーツ振興センター」が担当しているはずです。先日、医院に届けられた日本眼科医会報(学校におけるスポーツ外傷の実態:宮浦徹、日本の眼窩90:1421-1425)にはどのような競技での眼外傷が多いかが示されていました。本日、ネットでそれを検索したら(https://www.gakkohoken.jp/special/archives/88)次の数字を見ることができました。

◎眼部の負傷発生率(眼外傷の発生率)学校で起きるけがの5 〜 10%ていどは眼外傷。

◎負傷発生時の状況と原因;学校における負傷発生時の状況は、小学校では休憩時間が51.2%と過半数。中学校、高校では課外指導(部活)によるものが多く、それぞれ45.4%、52.8%を占め、内容の大半はスポーツ外傷。

眼外傷を招きやすいスポーツ種目を、顔部負傷の発生率が高いスポーツ種目に置き換えて考えてみる。顔部の負傷を招き易い球技種目は中学校、高校ともに上位3種目がテニス、野球(含ソフトボール)、バドミントン。競技人口が不明なため、必ずしも眼に危険なスポーツとは言いきれない。

日本スポーツ振興センターが平成18年度に(障害が残って)障害見舞金を支給した重症の眼外傷は小中高校を合わせ全国で111件、うち73例(65.8%)がスポーツを原因としたもの。67例は球技種目による眼外傷(野球38例(56.7%)、サッカーの13例、バドミントンの8例、バスケットボール3例、ラグビー3例、その他2例)。毎年100人余りの子どもたちが学校のけがで目に障害を残しており、これはおおよそ14万人に1人の割合。

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「本日の報道記事:2019/11/27

 神奈川県真鶴町教育委員会は26日、町立まなづる小学校の6年の男児(12)が、体育の授業中に走り高跳びの支柱が左目に当たり、失明する事故が起きたと発表した。支柱は担任の男性教諭らが、園芸用の棒などで自作したものだった。

 町教委によると、男児は7日午後3時頃、体育館で走り高跳びのバーをつなぐ支柱を他の児童と2人で支えていたところ、支柱が左目に当たり、出血して救急搬送されたという。

 授業には児童約40人が参加していたが、事故を見た児童はおらず、町教委で状況を調査している。男児は13日に退院し、19日に登校を再開した。

 高跳びの用具は担任教諭らの手作りで、園芸用の棒(長さ1メートル50、直径1センチ)2本の間に、バーに見立てた手芸用のゴムひも(長さ約90センチ)を約30センチの高さで結んでいた。授業では計六つの用具を利用していたが、四つは手作りだった。

(以下略)

Categorised in: 全身病と眼