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2019年9月25日

11114:加齢に伴うサルコペニア(筋肉量減少)とは、

サルコペニアとは:

清澤のコメント:先日は60歳以上の人が転倒すると、それを機会に寝たきりになり、時には命を落とすこともあるという記事を週刊現代で見ました。私は、そこまでの転倒は経験しておりませんが最近は体重の増加よりはむしろ、大腿部の筋が減少して体重も少し減少しているのを感じます。そこでそれに関する単語、サルコペニアを調べてみました。https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/sarcopenia/about.html からの短縮採録です。更新日:2019年8月 6日 15時55分。例によってA4一枚程度に纏めてみましょう。これを疑うには、歩行速度や握力から入って行くようです。

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 サルコペニアとは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。または、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」を指します。

 サルコペニアという用語は、ギリシャ語で筋肉を表す「sarx (sarco:サルコ)」と喪失を表す「penia(ぺニア)」を合わせた言葉。EWGSOPのサルコペニアの診断基準によると、サルコペニアは、1.低筋肉量を裏付ける証拠に加え、2.低筋力、あるいは3.低身体機能を満たす場合に診断されます。サルコペニアは、加齢が原因で起こる「一次性サルコペニア」と加齢以外にも原因がある「二次性サルコペニア」とに分類されます。加齢以外にも、日常生活動作や疾患、栄養状態によっても起こります。廃用によるもの、疾患によるもの、エネルギー・タンパク質の摂取不足によるものがります。

メカニズム:筋肉の量は筋タンパクの合成と分解が繰返し行われることによって維持されています。筋タンパクの合成に必要な因子の減少や、筋タンパクの分解が筋タンパクの合成を上回ったときにも筋肉量は減少します。

 加齢によって、筋肉の増加に関係する性ホルモンの減少・筋肉を働かすために必要な細胞の死・ミトコンドリアの機能障害が生じることと、廃用・栄養不良・癌や糖尿病などの消耗性疾患による筋萎縮の要因が合わさってサルコペニアを発症します。また、脳からの指令を筋肉に伝える働きをする運動神経の損失や、コルチコステロイド・成長ホルモン(GH)・インスリン様成長因子1(IGF-1)・甲状腺機能異常・インスリン抵抗性など筋肉の増大に関係するホルモンの影響によってもサルコペニアは起こります。各疾患に罹患することにより炎症性サイトカインが多くなって、筋タンパクの分解が進むことでもサルコペニアの発症につながると考えられています。

診断:Baumgartherらの研究グループによって、6mの歩行テスト、筋肉量の測定、握力の測定結果によってサルコペニアかどうかを判断する欧米人向けのサルコペニア診断アルゴリズム(測定方法)が最初に確立されました。

 筋肉量の測定には、骨粗鬆症の判定にも使われるX線照射によって正確性の高い結果が得られるDXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)、または微弱な電流を体に流し、電気抵抗で測定するBIA法(生体電気インピーダンス法)が推奨されています。

 欧米人とアジア人の骨格は異なるため、2014年AWGS(ASIAN working Group FOR SARCOPENIA)によって日本人の体格でも対応できるアジア人特有の診断基準がつくられました。

Categorised in: 全身病と眼