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2019年11月17日

11310:セイリアンス,サリエンス(Salience)とは

先日の 眼科医に知っていただきたい向精神薬の副作用のチェックポイント、そしてその対策 渡邊 衡一郎(杏林大学医学部 精神神経科学教室 教授) にて解説された単語です。

サリエンシーとは

 もし夜空に月が光っていれば月にすぐに目が向くだろう。これは月が目立つ(salient)からだ。このように感覚刺激がボトムアップ性注意を誘引する特性を「サリエンシー」と呼ぶ。 夜の月がsalientであるのは周りの空と比べて明るいからであって、昼の月はsalientではない。つまり、サリエンシーは刺激の時間的または空間的配置によって決定づけられるものであって、その刺激自体の特性ではない。明るいスクリーンに暗い部分があればそこはsalientになる。つまり刺激強度が高いこと(たとえば輝度が高いこと)とサリエンシーが高いことは等価ではない。

 しかし、一般名詞としてsalience / saliencyという言葉を(物理的な強度と対比させて)心理的な強度自体を表していることもあり、かならずしも上記の用法で統一されているとは言えない。

 サリエンシーが表象されている部分としてこれまでに、一次視覚野 (primary visual cortex: V1)[6]、上丘[7]、視床枕[8]Lateral intraparietal area (LIP)[9]frontal eye field (FEF)[10]第4次視覚野 (V4)[11]などがその候補として挙げられている。

Categorised in: 全身病と眼