お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2021年9月12日

13096:「どうせ他人の金」の感覚が抜けてないことの危険性:

清澤のコメント:自分のお金と他人のお金の区別をしっかりつけることはとても重要です。今日のネットで見かけた「バブル世代は嫌われる?『どうせ他人の金』の感覚が抜けてないからとの指摘も」:という記事。「経費で落とせる」という感覚にはわたくしも大いなる危険を感じます。私はこの世代よりは少し年長で、家内がちょうどこの世代。あの頃はアッシーメッシーミツグくんという言葉がはやり、女性にはかしづくものという価値観の中でバブル世代の女性が無意味にちやほやされた、という歴史も引きずって来たのでしょう。バブル世代は嫌われる?「どうせ他人の金」の感覚抜けてないからとの指摘も|NEWSポストセブン – Part 2 (news-postseven.com)

  ――抄出採録―――

 2021/09/11 16:05

 今年6月、エッセイ『バブル、盆に返らず』(光文社)を上梓した作家・甘糟りり子さんは、そんなバブル世代の人たちは(社内で)「嫌われる」と言い切る。自らもバブルを謳歌した甘糟さんが、自戒を込めてその背景を分析する。

 * * *

 バブル世代はとにかく嫌われる。

 上司がバブル世代で最悪。「勢いのいいことばかりいって実体が伴わない」「ノリで物事を判断するくせに自分は動こうとしない」「なんとかなると思っている。楽天的過ぎる」。:

 ――何かマイナスに見えることが起こった時、なんだかんだあってもきっと帳尻はあっちゃうだろうとつい思ってしまう。個人的な性質だけではなく、生きてきた時代が影響しているに違いない。

 、「今日より明日のほうが楽しくなる」ってずっと思ってきた私に対し、十歳年下のジェーン・スーさんは、若い頃、「明日はさらに悪くなるに違いない」という感覚だったそうだ。

バブル世代の人は社会に出るところからちやほやされていた

 バブル時代、それなりかそれ以上の学生が企業に就職するのはむずかしいことではなかった。囲い込まれた優秀なはずの学生も今は中年となり、自信満々で重要なポストに就き、いろいろな人をイラッとさせている。社会に出るところからちやほやされていたから、なんとなく傲慢さが身についているのだと思う。

 囲い込みエピソードはほとんど男子学生の話だったが、この世代の女性にもある種の傲慢さが共通している。これは恋愛事情、男女関係によるところが大きい。あの頃流行ったアッシーメッシーミツグくんという言葉は、同時代の人でなくても耳にしたことがあるだろう。女性にはかしづくものという価値観の中、バブル世代の女性は無意味にちやほやされた。

「他人のお金をなんだと思ってんのか」

 男女ともに種類は違うけれど、二十代の未熟な時期に「強烈に欲される」という毒を味わっているのだ。その毒によって身に付く傲慢さは、今風にいい変えれば自己肯定感であり、明るさでもある。能天気ともいう。

『バブル、盆に返らず』の著者長倉顕太さんによれば、「楽天的とかいうのではなくて、あの人たちを見ていると、他人のお金をなんだと思ってんのか、っていいたくなりますね」という。

 バブル世代は税金なり経費なりでさんざん好き勝手やってきて、時代が変わってもその感覚が抜けていない、とっくにそういうことが通用しない世の中になっているのに金銭感覚が「どうせ他人の金」のままだというのだ。

――私がいた雑誌の世界では、編集者は街に出て遊んで、そこで体験した情報や感覚で企画を考えるのが良しとされていた。遊ぶ代金は当然、経費。他人の金だとしても、豪快に遊んでいる人がかっこいいというのがあの時代の感覚だった。豪快さの自慢もバブル世代が嫌われる原因なのだろう。

◇甘糟りり子:1964年、神奈川県横浜市出身。作家。最新刊『バブル、盆に返らず』(光文社)では、バブルに沸いた当時の空気感を自身の体験を元に豊富なエピソードとともに綴っている。

清澤注:バブル世代とは

バブル世代は、バブル景気(第11循環拡張期、1986年〈昭和61年〉11月から1991年〈平成3年〉2月)による売り手市場時(概ね1988年〈昭和63年〉度から1992年〈平成4年〉度頃)に就職活動を行い、入社した世代。バブル景気時の4年制大学卒業時と重なる1965年(昭和40年)から1969年(昭和44年)頃生まれを指す

Categorised in: ご近所の話題