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2021年8月16日

13046:赤松を枯らす松くい虫とは?

清澤のコメント:山に行ったら小学生のころに父と植林をした松林が相当に枯れていたという話を書きました。松本平(安曇野)では安曇野の東側の山がほぼ全滅しているようです。そこで少し調べてみました。子供が喜ぶカミキリムシの幼虫が松くい虫かと私は誤解していたようです。カミキリムシは線虫という微細な虫を運ぶのだそうです。鳥取県のページからの引用です。松本市では、殺虫剤の空中散布に反対する人々もいるようです。http://ginga2013.blog.fc2.com/blog-entry-510.html

松くい虫とはhttps://www.pref.tottori.lg.jp/100845.htm

松くい虫の写真
【写真】マツノマダラカミキリ 

松くい虫とは、松を枯らす原因となる「線虫類」を運ぶ虫のことを言い、マツノマダラカミキリ(体長3cm程度)という昆虫のことをさしています。マツノマダラカミキリの標準的な一生は約1年で終わります。 生態は次のとおりです。

  1. 6月から7月上旬にかけて枯れた松から8mm程度の穴をあけて外に飛び出します。
  2. 飛び出した後、枯れていない健全な松の1年~3年生の若い枝の表面をかじって栄養を取ります。(これを後食(こうしょく)といいます。)
  3. 7月上旬から8月末にかけて交尾を行い、枯れた直後の松に卵を産み付けます。(メス1匹は、約100個の卵を産み付けます。)
  4. 卵は1週間でふ化し幼虫となり、はじめは樹皮部分を食べているが成長につれて材部の表面を食べるようになり、さらに松の体内に穴をあけて部屋を作り、そこから出入りしながら材の表面を食べます。
  5. 11月頃になり、気温が下がると松の体内の部屋にこもり、穴の入り口に木くずを詰めて越冬します。
  6. 体内の部屋で越冬した幼虫は、5月頃に蛹になり約20日間で成虫となり、その後1週間程度で枯れた松から外に飛び出します。

松が枯れる原因

 枯れる原因としては、マツノザイセンチュウ説、大気汚染物質説、酸性雨説、菌類説などいろいろな説がありますが、激害的な松枯れの主な原因はマツノザイセンチュウであるとされています。マツノザイセンチュウが松の体内に入ると、松の生体反応から水を吸い上げる働きが阻害され枯れてしまうのです。

マツノザイセンチュウ

マツノザイセンチュウの写真 北アメリカ原産の線虫で、明治時代に品物を輸入する時に使われる梱包材と一緒に日本に入り込んだとされています。 体長は約1mm程度の小さな線虫ですが、卵で生まれて親になるまで3~5日しか必要とせず、メスは約100個の卵を生むため松の体内で莫大な増殖が行われます。

被害のメカニズム

 松くい虫被害とは、マツノザイセンチュウが松の体内に入り水分の通導を阻害し、松を枯らしてしまうことを言いますが、マツノザイセンチュウは自分で松から松へと移動できません。
 松の体内に潜入し松を枯らしたら、他の昆虫の力を借りて次の松に移動します。
 このマツノザイセンチュウを運ぶ「運び屋」が、「マツノマダラカミキリ」なのです。次にマツノザイセンチュウとマツノマダラカミキリの関係のサイクルをご紹介します。

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