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2021年3月3日

12697:なぜドラえもんの原っぱには「土管」がある? 東京の「トイレ」の歴史に隠された深いワケ:砂町汚水処分場で処理しきれなかった屎尿を当時は、海洋投棄、つまり海に捨てるしかなかったのだ

清澤のコメント:空き地に置かれたヒューム管の周りで遊んだ思い出と、それが崩れると危険だから近づくなといわれた思い出が私にもあります。砂町汚水処理場ではオリンピックの相当後まで糞尿を海洋投棄していて、時には悪臭も感じられたという話は聞いたことがありました。

なぜドラえもんの原っぱには「土管」がある? 東京の「トイレ」の歴史に隠された深いワケ | ライフスタイル | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

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汲み取った屎尿は肥溜めに

汲み取った屎尿は畑にある肥溜め(「野壺」ともいった)に入れる。人体から排泄されて間もない新鮮な屎尿は濃度が濃すぎて、そのまま畑に撒くと作物をだめにしてしまう。そこで、一度肥溜めに貯蔵し発酵させる必要があった。自然の微生物によって熟成させてから畑に撒くのだ。肥溜めはいわゆる〝熟成庫〟だった。ーーーー

このように、1960~1970年代の東京にはまだ汲み取りトイレのエリアがたくさんあった。下水道の新設が人口増加に追い付かなかったのだ。

藤子・F・不二雄さんの漫画『ドラえもん』で描かれている昭和時代の原っぱには、たいていコンクリート製の土管(厳密には粘土で焼かれたものを「土管」といい、コンクリート製のものは「ヒューム管」)が置かれている。キャラクターの、のび太やジャイアンをはじめ子どもたちは土管に上ったりくぐったりして遊んでいる。女の子は土管を家に見立てて、中でおままごとをしている。

あれは東京中で下水道工事が行われていた時代だからこそのシーンだ。実際に、当時はあちこちで土管を見た。地中に埋められる前の土管が原っぱに置かれていた。

下水道がないのに水洗の理由

練馬区は下水道設備が遅れていたが、いわゆる「団地」と呼ばれていた公団住宅や経済的にゆとりのある家には水洗トイレがあった。

下水道がないのに、なぜ水洗だったのかというと、下水道や浄化施設の代替えとして「コミュニティプラント(小規模下水処理装置)」、通称「コミプラ」が設置されていたのだ。

コミプラは国が市町村に義務付ける一般廃棄物処理計画のなかの1つで、公団住宅のような複数の家庭が共同で使う”合併処理浄化槽”のこと。各家庭の生活排水や屎尿を処理する。では、砂町汚水処分場で処理しきれなかった屎尿はどうしていたのだろう――。当時は、海洋投棄、つまり海に捨てるしかなかったのだ

Categorised in: ご近所の話題