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2021年1月31日

12619:お尻の温水洗浄に潜むリスク;記事採録

清澤のコメント:正しい指摘でしょうが、実に快適です。果たしてこの記事より前にそれを指摘した人はいたのでしょうか?気になって調べたら有りましたので、この記事の末尾に採録しました。この件には今後も注目です。最近はほとんどの所についているようになりましたが、習慣化すると、入院や旅行でウォシュレットが無い場面に出くわせば、きっと困ることでしょう。

草間先生の記事によれば、次のような使い方(1)強い水圧(水流)での洗浄。(2)長時間の洗浄(3)温度を上げて洗浄。(4)水圧(水流)の刺激を利用して排便。(5)排便以外でも頻繁に洗浄。:にはご注意をとのこと。

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「お尻の温水洗浄に潜むリスク~間違った習慣で怖いことに~草間香・草間かほるクリニック院長に聞く」

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発令で、仕事がリモートになったり、外出を控えたりすることで、生活リズムの乱れが心配です。

 運動不足や不安感による自律神経のバランスの乱れから、便秘がちになるという人の悩みを聞くこともしばしばです。

草間香先生【時事通信社】

 便秘から痔(じ)になる人もいますが、最近、便秘に関して気になる問題があるようです。女性のお尻の悩みの第一人者である草間かほるクリニック(東京都港区)の草間香院長にお話を伺いました。

 ◆温水洗浄が浣腸代わり?

 海原 新型コロナの感染拡大で、リモートワークになり、運動不足で便秘がちという悩みを聞きます。また、デスクワークで座りっ放しで、血行が悪くなり、うっ血してお尻が痛くなったり、痔になったりするという話も聞きます。

 草間 排便後、温水洗浄便座を使って温めることで、痔を患っている人は楽になったと言う人もいます。お尻を温めるということに関しては、良いと言えますが、温水洗浄便座はそもそも、痔を治療するものではありません。

 温水洗浄便座で刺激を与えて排便をするというのも問題です。温水で肛門を洗浄し、直腸に刺激を与えて排便を促したりする人がいるんです。

 つまり、温水シャワーの水の勢いや刺激を浣腸代わりに使用して、便秘を解消したりするのですが、これは、依存の危険があります。

 刺激性の下剤は依存性があるため、だんだん薬の量を増やしていかなければならなくなってしまいます。それと同じように、温水洗浄便座に依存してしまうと、温水洗浄便座がないと排便ができない、便が出せない、となってしまいます。

 海原 それは問題。温水便座は便秘を解消するものではないし、便秘を改善するなら、食事や運動、生活リズムの調整が大事ですね。

 草間 そうです。そうした基本的な生活習慣の改善が大切です。

 温水洗浄に慣れてしまい、だんだん使い方に問題が出てきてしまう人もいます。

 水圧を上げないとすっきりしないと感じたり、水圧を上げることで、さらに清潔になると思ってしまい、だんだん強い水圧になったり。

 温水の温度を高くすると、さらに殺菌効果があると思ってしまい、温度を徐々に上げてしまうことで、逆に、肛門周囲の皮膚の病気を引き起こしてしまうことがあるのです。

写真はイメージです[パナソニック提供]【時事通信社】


 海原 具体的にどんなリスクでしょうか。

 草間 肛門周囲のかゆみ、肛門周囲の湿疹や皮膚炎、肛門周囲部の感染症などを引き起こしてくる患者さんが増加しています。これは「温水洗浄便座症候群」と、肛門を診ている専門医の中で言われています。

 女性の場合であれば、外陰部のかゆみや皮膚炎、外陰部カンジタ症や膣炎(ちつえん)など、さまざまな感染症になる危険性もあるといわれています。

 肛門周囲や外陰部などの洗い過ぎによって発生する病気が多いです。あるいは、肛門の場合、肛門周囲を洗い流し過ぎて、皮脂が取れてしまい、乾燥してしまうこともあります。

 海原 温水洗浄便座は、冷えを防止し、肛門周囲の清潔を保つには有効ですが、上手に使うことが大事ですね。有効に使うポイントを教えてください。

 ◆肛門周りは顔と同じソフトさで

 草間 いつも皆さんに説明するとき、肛門の周りはとてもデリケートなので、優しく洗いましょうと話しています。それでも、皆さんのイメージが湧かないときは「肛門にしていることを顔にして、顔が痛くなったり、ただれなかったりしたら、その洗い方は大丈夫です。お尻の周りは、顔と同じだけデリケートですよ」と話しています。

 海原 温水の温度やシャワーの水圧は、顔を洗うときと同じソフトさで、ということですね。

 草間 次のような使い方をしている人は要注意です。

 (1)強い水圧(水流)で洗浄している

 (2)長時間(10秒以上)かけて洗浄している

 (3)温度を上げて洗浄している

 (4)水圧(水流)の刺激を利用して排便をしている

 (5)排便以外でも頻繁に洗浄している

 温水はぬるま湯で、水圧は一番弱くして、洗浄時間は約5秒くらいがいいです。また、肛門周囲にかゆみやただれの症状があるときは、肛門科を受診してください。

 草間 香(くさま・かほる) 2007年、草間かほるクリニックを開設。日本外科学会外科専門医、日本大腸肛門病学会専門医、金沢医科大学特定教授。痔の悩みが解決する本などを執筆。

 草間かほるクリニックのホームページ

古い(早い時代の)記事を探してみました:2010年に記事を書いた人がいました。

温水洗浄便座を正しく使おう

2010年12月19日  2020年6月26日

 ほとんどの家庭が洋式便器となり、温水洗浄便座も半数以上で使われています。温水洗浄便座の普及で、排便後トイレットペーパーで肛門をこする必要が無くなり、かなりの肛門疾患が減りました。このように素晴らしい温水洗浄便座ですが、新たな問題が発生しています。
 肛門は括約筋(肛門を閉める筋肉)によって、緩やかに閉鎖して便漏れを防いでいます。また排便時に肛門は自然にゆるんでスルリと便が出てきます。外から水などの異物が肛門に当たると、反射的に肛門は閉まり、異物の侵入を防ぎます。つまり「閉まるべき時に閉まり、開くべき時に開く」のです。
 温水洗浄便座を使い慣れた人の一部で、排便時に肛門内に水を入れ、浣腸のように使って排便している人がいます。排便後も水を入れ、粘膜まで洗っている人がいます。いずれも「外から異物が来たら肛門を閉める」に反しており、これを続けると肛門の機能は壊れ、逆の動きを始めます。具体的には、排便時に肛門が硬く閉まって便が出にくくなり、また排便後に肛門が緩んで下着が汚れやすくなります。こうなると、排便時により肛門を刺激し、排便後も肛門内洗浄をより執拗に行うという悪循環に陥ります。せっかくの温水洗浄便座ですが、このような使い方が原因で、切れ痔や慢性便秘・便失禁で受診される人が増えています。
 温水洗浄便座の水圧を弱くし、排便後は肛門周囲のみ洗浄するようにします。また、肛門括約筋のトレーニング(バイオフィードバック、骨盤底筋体操)を行って、機能不全になった肛門の働きを元に戻し、快適な排便を取り戻りましょう。高岡駅南クリニック https://www.ekinan-clinic.com/publication/161

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