お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2021年1月10日

12562:緊急事態宣言「東京を抑えなければ感染は終わらない」|尾身茂(コロナ分科会会長):記事採録です

清澤のコメント:コロナの流行が収まらない。現在継続的に、対策を打ち出している分科会の尾身茂氏のインタビューです。詳しくは全文をご覧ください。全体を減らすことも大切ですが、私はまずは自分が発症しないように気を付けることと思っています。その集合がやがて発症数の減少につながるでしょう。

見出し画像

文藝春秋digital2021/01/09 08:00 https://bungeishunju.com/n/n3a68900abe20

感染爆発に苦闘する新型コロナ分科会・尾身茂会長のインタビュー。「菅首相は私に『GoToの意義』を熱く語りかけた」と明かす尾身会長が考える、今最善のコロナ対策とは。/聞き手・広野真嗣(ノンフィクション作家)

<summary>
▶︎今回の流行の実像は、大都市の10-50代が無症状のままウイルスを地方に運ぶ。飲食がドライビングフォースとなって、家庭や施設を経由して高齢者に伝播し、重症化していくというサイクル
▶︎問題の核心は、東京都の感染状況。首都圏から地方へ広がっている
▶︎「急所」を抑えることができれば、収束に向かわせることは可能。すべての外出や飲食店営業を控える必要はない

画像1

尾身氏

目次

  1. 「初めての冬」をしのぐ
  2. 沈静化のための「ハンマー」
  3. 「私たちの考え」と書いた思い
  4. 都が要請を見送る
  5. 3つのポイント
  6. GoToと菅首相
  7. 合意内容への強い違和感
  8. たとえ煙たがられても
  9. 菅首相への直談判
  10. 感染拡大を止める「急所」

「初めての冬」をしのぐ

新型コロナウイルスの国内感染者第1号が確認されて1月15日で1年になります。

例年、医療提供体制が逼迫する年末年始を前に、政府は、観光支援策「GoToトラベル」を12月28日から1月11日にかけて全国一斉に停止すると決定しました。

東京などの大都市を中心に新規感染者数が高止まりし、ウイルスが広範に広がったところに、流行以来、「初めての冬」を迎え、気温が下がり、それぞれの店舗や職場といった建物内で換気が難しくなった。それだけでなく、私たちの行動など、さまざまな要素が相俟って、これまでにない規模で感染が拡大していました。

「経済」と「感染対策」という2つの道の両立に努めてきた政府は、年末年始という期間を活用して、「GoToトラベル」に、“休止符”を打ったのです。これは非常に重要なことでした。

ジャーナリズムからは「判断が遅れた」という批判が強まりました。ただ、私たちが申し上げてきたのは、「GoToトラベル」の事業そのものが感染拡大の主要な要因ではない一方、その継続は、ほかの強い感染対策と整合が取れず、国民に納得と協力を得られにくくなり、早期の沈静化につながらないということです。

今回、菅義偉首相は、専門家の提案より踏み込んだ強い決断をしました。明確なメッセージが打ち出されたことで国、自治体、国民が一体となって感染拡大に対処するにあたり、欠けていた大事なピースが埋まったことは紛れもない事実です。もちろん、もっと早い決断を望む声があったのは事実ですが、ようやく、「初めての冬」をしのぐための環境が整った点で、私は評価しています。

その経過について、私の立場で見た記録を残しておくことは、今後の対策で生きることがあるかも知れません。そう考えて今回、インタビューにお答えすることにしました。ーーー

Categorised in: ご近所の話題