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2020年11月21日

12447:東京医科歯科大学における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への取り組み:小池竜二先生 講演聴講印象記

医科歯科大学は私も開業後まで神経眼科外来に参加させていただいていたのですが、コロナ感染症が流行したことをきっかけに4月以来は外来の手伝いを辞退させていただいた経緯がありました。大学眼科の先生から当医院への応援も新年度にはなくなりました。今日の話は、大学に勤務していた頃からお世話になっていたリウマチ膠原病内科の小池竜司先生のお話でした。今年の初頭から大学が非常に苦労して新型コロナに対峙したことが良く理解できました。

  ーー以下、聞き取りメモですーー

小池竜二先生 東京医科歯科大学医学部付属病院副病院長

東京医科歯科大のコロナ感染症への対応体制の経緯:

2月17日:2月3月で日本でもコロナ感染が実際の問題になったが、専門家会議では「良く持ち応えている」というコメントも聞かれる状況だった。その後、患者増に合わせて、対応に専門病棟(重症8、中東10)を設定した。

そのころ、検査されるPCRの陽性率が20%まで上がってきた。

3月25日:通常診療を縮小する体制整備を決定した。院内の人的なリソースをコビッドへ向けた。(このころ私も大学の外来出仕を辞退し、当医院への大学眼科からの応援も中止となりました。神経内科はその後も続けていただいています。)歯学部付属病院も動員した体制が敷かれた。重症8床、中等症35床、疑い15床。とした:

都は大学に協力を求めてきた。コロナ対応病床、52(元は103床);休止病棟を82床とした。

4月1日:全診療科、部門長でウエブ会議(感染症対策会議、現在は週に3回)を毎朝する事とした。アセスメントチーム・対策室を設置した(現場のため)。

玄関前テント外来を開設し、コビッド用の大学ホームページも作っだ:

感染症病棟に常駐医師:重症は救急、外科と循環器科で編成。軽症は呼吸器科が中心となった。しかし清掃業者が入らない、搬送で人手がかかるなどの問題が出てきた。→バックヤードチームを編成した。:バックヤードチームの業務には眼科若手医師なども加わった。

職員のメンタルな問題へのサポートも行い、これは1000件ほどあった。

別病院である歯学部付属病院の協力も強力であった。。

院内感染の防御:入院予定者へのスクリーニングテストのルーチン化し行った。

一般に院内感染の原因は別件で入ってきた人から起きる。→検査数を増やす。基礎医学教室職員の動員で連日200人の検査がなされた。ハイリスク職員は週一度の定期検査もした。検体を採るだけの場所もテントで設置した。

患者側は通常の問診ではコロナでの隔離歴などを話さないこともある。コロナの可能性がある場合の患者フローチャートも作った。疑い病棟、未スクリーニング病床(ワンストップ病棟)も議論した。疑い症例に対するカンファレンス開催。疑い解除の基準もある。ココア:の取り扱い。スタットコールで駆けつけるのには、防御服を持ってゆく。

現在は2波と3波の切れ目なく3波に続いている、

コロナ対応の後の患者数減と収支の悪化が強い。今は昨年比で1割減程度減に戻っているが。田中雄二郎学長は:力を合わせて、患者と職員を守ると早くに宣言した。このリーダーシップも大きかったと小池先生は強調されていた。これが考え方転換の機会になったという。

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(清澤のコメントを追記 3月25日の当院記事から再録:海外のコロナウイルス伝搬も緩みが無いです。私も、最近は都内単身赴任状態で暮らしています。25日には文京区の東京医科歯科大学へ手伝いに行き、病院は厳戒態勢になっていて驚きました。医科歯科大学からも遠くない永寿総合病院ほか東京都内は実際に大変な状況になっている模様です。当医院も、今後の社会動静を見極めて迅速な対応をしないとならない事でしょう。)

Categorised in: ご近所の話題