お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2020年7月11日

12076:コロナに水銀汚染、アマゾンで違法「ゴールドラッシュ」

清澤のコメント:ブラジルのアマゾンに住む先住民族ヤノマミ族が暮らす熱帯雨林の中心部で過去5年間、違法な金の採掘が急増している。その結果水銀による環境汚染が進み、更にコロナウイルス感染が持ち込まれることで、それら先住民族は絶滅の危機に瀕しているという事である。 昨今の金の暴騰はこんなところにも影響を及ぼしているらしい。長い記事なので、短縮抄出して採録します。

アングル:コロナに水銀汚染、アマゾンで違法「ゴールドラッシュ」6/28(日) 

 6月26日、ブラジルの先住民族ヤノマミ族が暮らすアマゾン熱帯雨林の中心部で過去5年間、違法な金の採掘が急増している。

Simon Scarr Anthony Boadle [26日 ロイター] – ブラジルの先住民族ヤノマミ族が暮らすアマゾン熱帯雨林の中心部で過去5年間、違法な金の採掘が急増している。民族は南米の先住民族の中では最も人口が多いが、外界からかなり隔絶された環境に住んでいる。ポルトガルほどの大きさの保護特別区域に2万6700人以上が暮らす。

彼ら、彼女らが数世紀前から暮らしてきた原生林の地下には、金を含む貴重な鉱物資源が眠っている。 ここ数十年というもの、金を求める非合法の探鉱者らがこの地に引き寄せられ、森林を破壊し、河川を汚染し、死に至る病を持ち込んだ。

ヤノマミ族と地元当局者の推計によると、ここでは現在、2万人を超える非合法探鉱者が活動している。2018年、極右ボルソナロ大統領が就任して以来、その数は増えた。過去5年間で非合法の採掘活動は20倍に増えている。 採掘の規模は小さいが、環境に壊滅的な影響を及ぼしている。樹木と居住環境は破壊され、砂岩から金を分離するのに使う水銀が川に流れ、水を汚染し、魚を介して地域の食物連鎖に入り込む。 18年に公表された調査結果によると、ヤノマミ族の村落の中には、住民の92%が水銀中毒に苦しんでいるところもある。

今、新型コロナウイルスがヤノマミ族を脅かしている。今週までに確認された感染者は160人を超え、死者は5人に及ぶ。 ヤノマミ族のような先住民は、一つ屋根の下に多ければ300人が一緒に暮らし、食べ物から調理器具、ハンモックまで共有する集団的な生活様式のため、対人距離確保は実質上、不可能。ウイルスは特に脅威だ。

<金はインドへ> 政府データによると、ブラジル北部のロライマ州は、金が最も重要な輸出品だ。しかし同州で法律にのっとり登録された探鉱事業は存在しない。 政府の鉱業機関筋によると、同州の金採掘はほぼすべて、先住民の土地で行われている。つまり非合法だ。 採掘された金は、大半がインドに輸出される。公式統計によると、昨年はロライマ州からインドへの輸出量が486キロと、18年の38キロから増えた。

<採掘者とコロナは出て行け> 環境保護団体グリーンピースは今週、独自の衛星データ分析に基づき、アマゾンでの非合法採掘の72%は先住民の土地か特別区域で行われていると指摘した。 20年に及ぶ土地所有権闘争の末に1992年に公式に居留地域が認められたヤノマミ族は「採掘者は出て行け、COVID(新型コロナ)は出て行け」の合言葉を掲げ、採掘者の排除を求める嘆願を開始した。

Categorised in: ご近所の話題