お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2020年7月6日

12056:市中の一般医師がコロナ感染者の診察をしなかったことに関して:

眼科医清澤のコメント:以前にも、医師がコロナ感染者の診察をしないことに関して武田先生からの医師に対する厳しい批判を拝聴しておりました。それに対して医師サイドから強い反論があったということで、本日の武田先生の動画は再反論です。本日の武田先生のご意見にも一理はあると思うのですが、そればかりではありません。医師や職員が一人でも感染しますと、それだけで医院は2週間ほど閉鎖させられるということで、いわば砦が落城ですから、それを医院としては最優先で避けるべきだったのです。

各内科の開業医としては、自分にかかりつけで居られる患者さんからの相談には的確に答えておられたと思いますし、私もまた自分の医院の職員も、この間に内科で診察していただくこともできました。自分で決めた主治医のいないかった方が、行く先に困ったという事は確かにあったかと思います。私の知人医師でも開業医では、職員に感染者が出ますと2週間の閉院を余儀なくされておりましたので、その危険を避けるためにも新型コロナ感染も疑われる患者さんからの自分の医院への受診は最小限にしていただき(保健所の電話をお教えし)ました。しかし、軽い風邪かもしれないという患者さんの受診を無下に拒否することは誰もおそらくしては居なかったと思います。

医師が医師会に働きかけられなかったか?との武田先生の問いかけですが、私たち医師は厚生労働省(下部機関が保健所)なり医師会からの通達指導に従って眼前の患者さんに誠実に対応するだけです。一介の医師としては 余計な混乱を避ける見地からも 日本全体の医療に関して意見を述べることが許されている立場にもなく、まして自己の意見を述べる責任は無いものと今も考えています。

事態がここまで来てみれば、社会としてはインフルエンザと同等の対応をすれば事足りたという事かもしれません。海外を含めて世の中が一方向に向かって走り出すと、日本だけが都市封鎖をしまいという訳にもゆかなかったでありましょう。また医師も余計な発言ははばかられたのです。しかし、都市封鎖の必要性や有効性についても、今となっては随分な疑問があったかもしれないと個人的には感じています。

Categorised in: ご近所の話題