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2020年6月2日

11944:ライターは「汲み取り」と「言い換え」ができるといいよね、という話:記事紹介

ライターは「汲み取り」と「言い換え」ができるといいよね、という話: 2020/03/02岡島 たくみさんの記事要点採録 

清澤のコメント:偶然ネットで見つけた記事ですが、ウェブでわかりやすいインタビュー記事を書くには適切な「汲み取り」と「言い換え」ができるといいというお話が書かれていました。私も日記のようにブログ記事を書きますが、適切な単語を選び、無駄なくきれいな言いかえができたら美しい記事が書けるのにと思いました。

―――記事抄出―――

Webが中心なんですが、書籍『THE TEAM 5つの法則』の制作にメインで携わらせてもらったりと、紙媒体に手を出したこともありました。多くのライターさんが苦手とされているように思うのが、「汲み取り」と「言い換え」です。

【前提】取材音源は、基本的に情報としての精度が低い

「執筆」においてライターさんに求められる仕事は、主に以下の4つだと僕は考えています。

1. 不要なエピソードを削る
2. エピソードを最適な順番に並び替える
3. 記事の形に文章を整える
4. 一つひとつの言葉の精度を高める

「4ができていない人が多いかもね」ということです。取材記事の執筆って、自分の頭の中にある情報を文章として紡いでいく作業というより、企画の目的に沿ってインタビュイーの発言をまとめていく作業です。「執筆」というより「インタビュイーが発した言葉の編集」なのだと捉えています。そして、大変な失礼を承知ながら、インタビュイーが発した言葉は、基本的に情報としての精度が低いのです。インタビュアーが対面で聞く分には理解しやすいかもしれません。しかし、文字起こしされた文章を見た別の誰かが同じレベルで理解できるかと言われれば、まったくそうではありません。

文字起こし→記事にする過程ではインタビュイーが本当に言いたいことを「汲み取り」、最適な言葉に「言い換え」ることで、意味の精度を高める必要があるのです。では、どうすればいいのか?を説明していきます。

「汲み取り」の手法

文字起こし→記事の全体を見ると文量はかなり減っていますが、この箇所にフォーカスするとむしろ文量が増えています。もうお分かりでしょうが、それは僕が不足している箇所を汲み取り、書き加えたからです。

「言い換え」の手法

本題の「言い換え」について説明していきます。文章をスッキリさせるためだけでなく、可読性を高めるために行うことも多いです。ゴツゴツした漢字が続いたり、ひらがなやカタカナだけが続く文章よりも、漢字とひらがな、カタカナのバランスが丁度良い記事の方が読みやすいです。音読しても違和感がなくなるまで言い換えを繰り返します。

まとめ

まとめると、汲み取りと言い換えをする目的は、以下の通りですね。

1. 意味の精度を高める
2. 冗長さを排除する
3. 可読性を高める

そして、汲み取りと言い換えをするのに必要な能力は、ざっと浮かぶところでこんな感じです。

1.  文脈を読む力(話者が伝えたい意味を誤読してしまうようでは、汲み取りは難しい)
2. 日本語の文法や品詞についての正しい知識(意外とこれが欠けている人が多いです。目的語なしで他動詞を使っちゃったりとか)
3. 文章を変形する力(主語と目的語を入れ替え、能動態⇄受動態の言い換えをすることが多いです)
4. 語彙力/検索力(同義語/類義語への言い換えができる)

現代文の授業が得意だった人であれば、特に問題ないかと思います。

あとがき

汲み取りと言い換えは、正直、めっちゃ時間がかかります。原稿の単価次第では、時給換算すると恐ろしいことになっちゃったりもします。けれど、「一つの原稿にそんなに時間をかけていられない」と投げ出すようでは、良い仕事が集まるライターにはなれないと思います。

Categorised in: ご近所の話題