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2020年4月22日

11803:米ロサンゼルス 実際の感染者数は公式発表の最大55倍=44万人超 抗体検査の結果発表:記事紹介

清澤のコメント:ホリエモンが受けてきたという抗体検査( https://www.kiyosawa.or.jp/neighbors/60068.html/ )。仕事に戻って良いという指標に使おうという動きがあるらしいです。私も眼科で毎日多数の患者さんと接していますので、もしかすると自分が無症状なだけで既に罹っていたのではないか?とも思うこのごろです。現在は日本における医療崩壊を憂うる声が強いですが、既に多くの人が抗体を持っているとすれば、この現在進行形の経済的リセッションは単に社会の過剰反応だったという可能性もあるのでしょうか?

飯塚真紀子  | 在米ジャーナリスト の記事を抄出して紹介します。4/21(火) 8:40

LAではドライブスルーの抗体検査が実施された。写真:news.usc.edu

 無症状感染者が25%~50%いると推定されている新型コロナウイルス 。

 アメリカでは、今、実際にどれだけの感染者がいるかを把握すべく、各地で抗体保有者調査が進められている。

LAの実際の感染者数は最大44万人超

 米国時間4月20日、新型コロナウイルスの抗体保有者調査を行っていたロサンゼルス郡は第1フェーズの調査結果を発表した。その結果、新型コロナウイルスの実際の感染者数が公式感染者数よりはるかに多いことが明らかになった。

 4月9日時点で、成人の約4%(2.8%~5.6%)が、血中に抗体を持っていることが判明したのだ。これは、ロサンゼルス郡の人口約980万人中、22万1000人~44万2000人の成人が感染していたことを意味しているという。

 ちなみに、調査を行った4月初旬のロサンゼルス郡の公式感染者数は8000人に満たなかった。つまり、実際には、公式感染者数の28~55倍超の感染者がいることになる。

実際の感染者数は公式発表の最大85倍

 ロサンゼルス郡の結果は、3日前、米スタンフォード大学が出した抗体保有者調査の予備調査結果を裏づけている。大規模検査が行われていないために、見逃されている無症状感染者や検査が受けられずにいた軽症の感染者が多数いることを証明していると言っていい。

 調査は、血中のウイルスに対する抗体を検出する抗体検査キットを使って行われた。この検査では、無症状であっても、少なくとも1週間以上前に感染した感染者に抗体反応が現れるという。類似した抗体検査はドイツでも行われ、その村の住民の感染率は15%だった。

検査数が少なく、検査対象に偏り

 もっとも、抗体保有者調査はその信頼性を問題視する声もあがっている。検査人数が少ないため、結果の正確性が疑問視されているのだ。

経済再開の決め手に

 米国時間4月19日には、ニューヨーク州のクオモ知事も大規模抗体検査に乗り出すと発表した。

 経済再開を叫ぶ声が上がる中、抗体検査は、州や郡などの自治体にとって、外出禁止令を解除し、経済を再開させるタイミングを測るバロメーターになる。

 抗体検査で実際の感染者数を把握することで、「集団免疫」を達成するのにどれだけの時間がかかるかを予測することも可能になる。「集団免疫」とはある感染症に対して多くの人が免疫を獲得すると、免疫を持たない人に感染が及ばなくなるという状態。ちなみに、新型コロナの場合、「集団免疫」を達成するには、少なくとも人口の50%~60%が免疫を獲得する必要があるといわれている。

 また、抗体検査により、より正確な致死率を得ることもできるという。現在、致死率は、感染者数に基づいて算出されているが、致死率は感染者数が増えるほど低くなる。

 今回、スタンフォード大が抗体検査の結果得た推定感染者数をもとに致死率を計算したところ、サンタクララ郡の致死率は0.12~0.2%となった。ロサンゼルス郡の場合も、今回の調査結果から、致死率は0.1~0.2%と発表した。ちなみに、季節性インフルエンザの致死率は0.1%である。

抗体保有=免疫あり、は不明

 アメリカが力を入れる抗体保有者調査。しかし、WHO(世界保健機関)のエキスパートは、抗体検査で免疫の実態を測るのは時期尚早だと警告している。抗体検査では、抗体保有者にどの程度の免疫ができているかは、まだわからないというのだ。

 抗体検査で抗体を保有していることがわかっても、安心できないわけである。そんな抗体保有者ワーナー氏の声を米紙ロサンゼルス・タイムズが紹介している。確かに、陰性が確認された患者の中には、再び陽性になる人がいることも報告されている。

 抗体検査を行い、感染の実態を把握することは重要だ。しかし、抗体保有によりどの程度の免疫ができているかがまだ解明されていない以上、抗体保有者であっても感染予防を続ける必要がある。

Categorised in: ご近所の話題