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2020年4月9日

11740:進行した患者の3分の一に結膜炎:記事紹介

清沢のコメント:新型コロナウイルス感染症で、結膜炎はまれではないという報告が最近JAMAに出たと言う事ですが、わたくしには原文を確認することはできていません。追記:見つかりました。

  ---記事の翻訳採録----

  新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、スポーツ選手や芸能人の間でも発症したという報告があいつぐなか、症状が進行した患者の3分の1で眼の異常があったことが、中国・湖北省の医療機関の報告で明らかになった。

  これは、米医学誌『ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)』電子版に、湖北省の三峡大学と広東省の中山大学広州キャンパスの研究チームが31日付で発表した報告によるもの。

湖北省の38人の患者を調査

新型コロナウイルスの電子顕微鏡画像(NIAID)

 今年2月9日から15日にかけて、湖北省の宜昌中央人民病院に入院した患者38人(平均年齢65.8歳)の症状を調べた結果、3分の1にあたる12人に結膜炎の症状があった。具体的には白目とまぶたの裏側を覆う結膜が赤く腫れて充血したり、白目が腫れてブヨブヨのゼリー状になったり(結膜浮腫)、涙や目やにの量が増えたという。

  結膜異常があった12人中の11人は、鼻の奥から採取した検体で陽性反応が確認されたのだが、このうち2人は喉と結膜からもウイルス陽性が確認されたという。

SARSでも

中国・武漢市での治療の様子(中国湖北省)

 また12人の患者の症状の程度は、中程度が4人、重症が2人、危篤状態が6人だった。これまでの研究で、新型コロナウイルスの症状は、発熱や咳などの呼吸器症状が中心だとされていて、眼の症状について触れられた報告はほとんどなかった。

 しかし、2003年に世界的に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)コロナウイルスでは、シンガポールの研究で36人中、3人の患者の涙からウイルスの陽性反応が確認されているという報告がある。湖北省の研究チームは、症例数が少ないため、結論を出すのは早計だとしながらも、「新型コロナウイルスも眼を介して感染する可能性が示唆された」として、引き続き研究を続けるとしている。

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