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2020年4月3日

11715:年年歳歳花相似 歳歳年年人不同

年年歳歳花相似 歳歳年年人不同
(唐詩選)ねんねんさいさいはなあいにたり
さいさいねんねんひとおなじからず

清沢のコメント:今年のお花見はお諦め下さいと知事が言ったときにこんな詩もあったなーと思い出しました。南砂町駅前前の桜が雨にも打たれて早くも満開を過ぎました。 一部分が一青窈 の歌にも取り入れられています。

『枯木再び花を生ず -禅語に学ぶ生き方-』
(細川景一著・2000.11.禅文化研究所刊)より
 唐代の詩人、劉りゅう希夷きい(651~680?)の「白頭はくとうを悲しむ翁おきなに代かわりて」と題する詩の第4節です。
古人こじん復また洛城らくじょうの東に無く
今人きんじん還また対す落花の風
年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず
言げんを寄よす全盛の紅顔の子
応まさに憐あわれむべし 半死の白頭翁はくとうおう

 昔の愛人はもはや洛陽らくようにはいない今、また、若い恋人同士が風に散る花を眺ながめています。思えば、寒い冬が終わって春になると、昔年と同じように花は美しく咲くけれど、一緒にこの花を見た人はもはやこの世にはいない。若く、美しい君達に云っておく。若いと云うがすぐ年老い、黒い髪も白くなってしまうぞ!
 「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」。自然の悠久ゆうきゅうさと人間の生命のはかなさを対峙たいじさせて人生の無常を詠歎えいたんした句です。

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