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2020年3月31日

11702:感染急増のスペイン悲鳴 物資不足、スケート場に遺体:記事紹介

清澤のコメント:ヨーロッパの惨状を伝える記事です。日本も早晩こののようになることが予想されます。眼科診療も今のまま続けられるのか?が問われています。当医院でも、診察の応援に入ってくださっている医師の減員や午後の診療時間の前倒しも含めて大々的な変更を検討しています。

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パリ=疋田多揚2020年3月26日 10時00分 朝日新聞記事から抜粋  https://digital.asahi.com/articles/ASN3T6Q59N3TUHBI00N.html

写真・図版

マドリードの見本市会場で21日、新型コロナウイルスの患者を受け入れるために設営された病床=ロイター

 新型コロナウイルスの感染が、スペインで急速に拡大している。25日までの死者数は3434人で、中国を上回りイタリアに次いで世界で2番目となった。医療現場には患者が殺到するが、マスクなどの基本的な医療物資が不足するなど、厳しい状況だ。(パリ=疋田多揚)

マドリード州に集中

 死者の6割が集中するのが、首都のあるマドリード州だ。

 地元メディアによると、マドリード市は、24日から火葬や埋葬を停止した。葬儀が新たな感染源になるのを避けるためだ。葬儀所の職員にも十分なマスクが行き渡っていないという。市内のスケート場が臨時の遺体安置所となり同日、受け入れを始めた。

 介護施設での集団感染も相次いでいる。政府は23日、高齢者がベッドで死亡した状態で放置されている事例が複数あったと認めた。医師の手も及ばず、介護現場からは「ここは病院ではない」との悲鳴が上がっている。軍が動員され、介護施設の消毒などに当たった。

 病床不足も深刻だ。マドリード市内の複数のホテルが軽症患者を受け入れているほか、21日には市内の見本市展示場を急場しのぎの医療施設として使い始めた。3万5千平方メートルの敷地に最終的に5500の病床を設置するという。州内に約1千ある集中治療用の病床のうち、830床以上がすでに埋まっている。医師もゴミ袋で防護服を作ったり、マスクを消毒して再使用したりしていると報じられている。

 医療資源が限られるなか、患者の「選別」が進んでいる、との指摘もある。医師から「人工呼吸器が足りない」として、父親を死なせる許可を涙声で求められたという男性がソーシャルメディアに投稿した動画が反響を呼んだ。

感染、10日間で10倍 「対策遅かった」

 スペインで感染による最初の死亡例が判明したのは今月3日。その後、イタリアから帰ってきた人々の感染が相次いで報じられ、感染は全国に広がった。

 死者数が50人から2千人に増えるまでの日数は12日で、イタリアより2日少ない。この10日間で10倍以上に増えている。

 政府は14日に警戒事態を宣言。外出禁止令を出し、違反すれば最大で60万ユーロ(約7200万円)の罰金を科す厳しい措置をとったが、すでに死者数は200人に迫っていた。専門家からは「対策が遅かった」との指摘が出ている。

 サンチェス首相は中国の習近平(シーチンピン)国家主席と17日に電話会談して、医療物資の援助を要請。AFP通信によると、中国のIT大手アリババ集団は同日、200万枚のマスクをスペインに送ると表明した。サンチェス氏は22日の国民向けテレビ演説で「最も困難な日々が近づいている」と述べ、ピークに向けて最大限の警戒を呼びかけた。

 欧州では、外出禁止令が続くフランスも死者数が1100人を数え、英国でも400人を超えた。ドイツを除けば、死者数が世界最多となっているイタリアと似たような伸び方をたどっており、感染の急拡大をうけ、各国の打つ手も限られている状況だ。

Categorised in: ご近所の話題