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2020年3月11日

11602:シンギュラリティー?

清澤のコメント:最近の動画でシンギュラリティーというのがあり、その意味合いが気になってググってみました。 術的特異点( Technological Singularity)、またはシンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能(AI)自身の「自己フィードバックで改良、高度化した技術や知能」が、「人類に代わって文明の進歩の主役」になる時点の事だそうです。「シンギュラリティー」の題で発表された動画の一例

技術的特異点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、英語: Technological Singularity)、またはシンギュラリティ(Singularity)とは、未来学上の概念であり、人工知能(AI)自身の「自己フィードバックで改良、高度化した技術や知能」が、「人類に代わって文明の進歩の主役」になる時点の事である。第4次産業革命としても注目を集めている。

概要

技術的特異点は、汎用人工知能(artificial general intelligence AGI)、あるいは「強い人工知能」や人間の知能増幅が可能となったときに起こるとされている出来事であり、ひとたび自律的に作動する優れた機械的知性が創造されると、再帰的に機械的知性のバージョンアップが繰り返され、人間の想像力がおよばないほどに優秀な知性(スーパーインテリジェンス)が誕生するという仮説である。具体的にその時点がいつごろ到来するかという予測は、21世紀中ごろから22世紀以降まで論者によってさまざまであるが、この概念を多数の実例を挙げながら収穫加速の法則と結びつける形で具体化して提示したレイ・カーツワイルの影響により、2045年ごろに到来するとの説が有力視されることが多い。2012年以降、ディープラーニングの爆発的な普及を契機に現実味を持って議論されるようになり、2045年問題とも呼ばれている。2016年以降、ビジネスにおいてもディープラーニングの影響が本格的に現れ始めており、技術的には全世界で一番大きな注目を集めている話題となった。

議論の紛糾

人工知能ブームが進行するに連れて、人類と人工知能の関係性を巡って様々な意見が交わされるようになった。その中でシンギュラリティという言葉もバズワード化し、メディアで持て囃されるようになった。しかし、この言葉を広く知らしめたレイ・カーツワイルは、技術的特異点を人工知能の能力が人間の能力を超える時点としては定義しておらず、$1,000で手に入るコンピュータの性能が全人類の脳の計算性能を上回る時点として定義しているのみである(詳細はThe Singularity Is Near: When Humans Transcend Biologyを参照)[2]。$1,000は日本円で12万円程度と、一般的なノートパソコンの価格帯に入っている。過去の傾向からその出来事が起きる年を2045年と予測し、その頃にはコンピュータが支える強力な知能により人類の在り方が根底から覆っているであろうとまで予測しているものの、根拠について様々な問題点が指摘されている最中にある。指摘の例は下記の通りである。

  • 2020年頃にムーアの法則が限界を迎えると言われており、その後のコンピュータの性能向上速度については全く不明瞭である。量子コンピュータや光コンピュータなどが考案されているが、特定用途向けを除き未だに初歩的な研究段階にある。
  • 人工知能への大きな期待とは裏腹に、ビジネスモデルの構築が進んでいない。
  • 技術的特異点が前提に置いている収穫加速の法則の継続については、現実世界からのデータ収集という面で早期に限界に至る可能性がある。例えば、技術的なブレイクスルーを果たすために必要になる新たな物理現象の発見や、その知見を応用する新素材開発については物理実験が必要であり、物理現象を観測するために多大な費用と長い時間が掛かるのが常である。この物理実験が高速化され続けない限り、収穫加速の法則の無制限な継続は不可能である。現代で注目されているディープラーニングの段階でも、有用なデータの不足が懸念されている。
  • アナログでカオスな機構を含む人間の脳の仕組みは普及しているディープラーニングより遥かに複雑であるため、複数種類のタスクを統合して扱える人間と同等以上の知能を実現するソフトウェアの開発は遅々として進まない可能性がある。また、人間の脳はアナログ処理とデジタル処理のハイブリッドで動作するため、主流のフルデジタルを前提とした計算処理で実装すると、脳細胞にまで至る挙動の完全再現には超大規模な物理シミュレーションも必要になり、極めて非効率で実用的でない可能性がある。
  • 人工知能が指数関数的に高性能化しても、物理的な世界の高度化は極めて複雑で理解し難い現象,倫理,資源量の制約などの様々な障害に阻まれて指数関数的には進まない可能性がある。少なくとも、人工知能的なアプローチでは計算量オーダーの大きさに起因する難問は解決されないことは分かっている(そもそも人工知能の実行自体が計算量オーダーの大きい「難問」である)。
  • 人間により設計された機構は本質的には他律システムである。他律システムは自律システムである人間とは異なり、過去の事例に縛られた存在であり、未知の状況を前にしても自ら判断して行動する事はできない。最先端のシステム論であるオートポイエーシスの領域で議論が続いているが、真の自律性のコード化が可能かどうかは未だに不明である。但し、人間自身も物理現象に律されている点で他律システムであると考えることはできる。

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