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2020年2月8日

11492:路傍の格言:(孫悟空は)「斉天大聖到此一遊」と墨くろぐろと書きしるした。

202002080712

〇家の水道などをいつも直してくださる近所の工務店主が陶磁の五輪塔と六地蔵に添えて木片に書く格言。その新しいものが出来ました。 今回は禅の言葉ではなく、西遊記の一節。自信満々の斎天大聖 (孫悟空の名乗り)が如来の手の内から出ることさえも出来ないという一節。自信過剰を戒める一言。

〇 悟浄歎異 如来が笑いながら言う。「大層威張っているようだが、一体、お前は如何なる道を修し得たというのか?」悟空曰く「東勝神州傲来国華巣山(とうしょうしんしゅうどうらいこくかかざん)に石卵より生 れたるこの俺の力を知らぬとは、さてさて愚かな奴。俺は既に不老長生の法を修し畢(おわ)り、 雲に乗り風に御(ぎょ)し一瞬に十万八千里を行く者だ。」如来の曰く、「大きなことを言うもの ではない。十万八千里はおろか、我が掌(て)に上って、さて、その外へ飛出すことすら出来 まいに。」「何を!」と腹を立てた悟空は、いきなり如来の掌の上に跳(おど)り上った。「俺は 通力によって八十万里を飛行するのに、儞(なんじ)の掌の外に飛出せまいとは何事だ!」言いも 終らず觔斗雲(きんとうん)に打乗ってたちまち二、三十万里も来たかと思われる頃、赤く大いなる五 本の柱を見た。渠(かれ)はこの柱の許に立寄り、真中の一本に、斉天大聖到此一遊(ここにいたりいちゆうす)と墨くろ ぐろと書きしるした。さて再び雲に乗って如来の掌に飛帰り、得々(とくとく)として言った。「掌 どころか、既に三十万里の遠くに飛行(ひぎょう)して、柱にしるし 、、、 を留めて来たぞ!」「愚かな山 猿よ!」と如来は笑った。「汝の通力がそもそも何事を成し得るというのか? 汝は先 刻から我が掌の内を往返したに過ぎぬではないか。嘘と思わぼ、この指を見るがよ い。」悟空が異(あや)しんで、よくよく見れば、如来の右手の中指に未だ墨痕(ぼっこん)も新しく斉天 大聖到此一遊と己(おのれ)の筆跡で書き付けてある。「これは?」と驚いて振仰ぐ如来の顔から、 今までの微笑が消えた。

〇如来佛が孫悟空の前に現れます。悟空は如来佛の掌に乗り、そこから飛び出すことになります。一回の宙返りで何万里も飛べる悟空にとっては簡単なことのはずでした。しかし、悟空は如来佛の神通力を超えることはできませんでした。

悟空が宇宙の端と思ったところまで飛ぶと、五本の柱が立っていました。悟空は印をつけるために、小便をかけます。そして飛び戻り、自己満足に浸るつもりでした。ところが、五本の柱は如来佛の指だったのです。実際、悟空は如来佛の掌から出ていなかったのです。

その後、佛は悟空を五行山の下に抑え込みます。そこで悟空は、500年間捕らわれることとなりました。

中国では唐の時代となっていました。佛教の僧侶が経典を中国に持ち帰るための危険な旅に出る時代が来ていました。唐朝の首都、長安から、現在のインドである天竺までの旅には加護が必要です。孫悟空が抑え込まれた五行山の前を三蔵法師が通りかかるように、如来佛は按排しました。そして、観音菩薩が下界におりて、悟空を解放するのです。

悟空は従順になり、新しい師である三蔵法師に忠実に仕え、使命遂行のために奉公します。しかし、いたずら好きの性格は変わることがないため、観音菩薩は金環を悟空の頭にはめ込み、悟空をコントロールできるように取り計らいます。( https://www.epochtimes.jp/p/2019/01/39038.html

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Categorised in: ご近所の話題