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2020年1月22日

11452:メキシコ巨大隕石のお話:

6600万年前、恐竜を絶滅させた小惑星の衝突直後に起きたことがわかった【令和ヒット記事】:記事紹介

清澤のコメント アンドロメダ銀河と、我々の天の川(ミルキーウェイ)銀河が50億年後に衝突するという科学記事を昨日紹介しましたが。今日は6600万年前に起きた地球への隕石の衝突が、当時最盛期を誇っていた恐竜の絶滅を招いた経緯を紹介した記事がありました。雄大な科学の記事は、目先の損得を瞬時でも忘れさせてくれます。

Aylin Woodward

Dec. 31, 2019,  TECH INSIDER35,381 Wikimedia Commons/NASA

巨大な小惑星が6600万年前に現在のメキシコに落ちた。その影響で恐竜を含む当時の地球上の生物の75%が絶滅した。

小惑星のクレーターの奥深くにある岩石を分析することで、科学者たちは衝突直後に起こったことを再現することができた。

サンプルを分析したところ、小惑星の衝突によって数百メートルの高さの津波や山火事が発生し、大量の硫黄が放出されたことが明らかになった。それが太陽を隠し、地球を寒冷化へと導いた。

もちろん衝突現場の近くで多くの恐竜が死んだが、全体としては気温の変化のために絶滅した可能性が高い。

科学者は、6600万年前に地球に衝突した小惑星が恐竜の絶滅に導いたことを長い間受け入れてきた。

しかし、衝突後に地球と生物に何が起こったのかについては議論が分かれている。恐竜が絶滅した理由としては、太陽を消し去って地球を冷やした粉塵や煤の雲が原因だという説や世界的な火山噴火による有毒ガス、大規模な疫病だという説もある。

「米国科学アカデミー紀要」に掲載された最新の研究によると、地球の冷却が原因だという。

メキシコのチクシュルーブ・クレーター(Chicxulub crater)を作った直径10kmの小惑星は衝突の際に、数百km四方に及ぶ火災と数百メートルの高さの津波を引き起こし、数十億トン単位の硫黄を大気中に放出したことが、研究で分かった。そのガスが太陽を遮って地球を冷やし、恐竜を絶滅させた。

論文の主執筆者であるショーン・グリック(Sean Gulick)氏はプレスリリースで、恐竜はフライにされてから凍ったと述べた。

この日、地球に何が起こったのかをより深く理解するために、科学者たちはチクシュルーブ・クレーターの徹底的な調査を実施した。クレーターがメキシコ湾の深さ20kmまで達していることを考えると、これはやりがいのある仕事だ。(続く:以下短縮)

小惑星は原子爆弾100億個分の威力があった

彼らが導き出したタイムラインによると、衝突から1分もたたないうちに、チクシュルーブ小惑星は海底に約160kmの穴を開け、溶岩と超高温ガスの噴出口を作った。燃えさかる内容物は急上昇して、山のように高いプルームを作り出した。

プルームは数分以内に崩壊し、溶岩と岩石が波状に固まった。その後、これらの峰はさらに多くの岩、焼け跡、そして波によって運ばれた炭で覆われた。

その小惑星の破壊力は原子爆弾100億個分に相当すると著者らは見積もった。

グリック氏によると、この隕石は周囲の陸地を蒸発させ、衝突現場から海水をジェット機の速度で運んだはずだという。その水は高さ数百mの津波を引き起こし、現在のイリノイまで到達していた可能性があるという。

大量の硫黄が大気中に放出された

チクシュルーブ小惑星の衝突後に絶滅した生物は地上にいた恐竜だけではない。空を飛ぶ翼竜やプレシオサウルスのような海に住む捕食者も姿を消し、地球上の生物の75%が姿を消した。もちろん、多くの生物が衝突現場付近で死んだが、小惑星に関連した大量絶滅は、衝突後に大気中で起こったことの結果である可能性が高い。グリック氏のチームによると、衝突によって付近に豊富にあった硫黄が気化し、ガス状の硫黄の霧が大気中に放出されて太陽を遮り、地球を冷却したという。「チクシュルーブの場合、硫酸塩の煙霧が地球を取り囲んだため、地球全体の気温は急激に下がり始めただろう」

Categorised in: ご近所の話題