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2019年12月27日

11409:外国人診療のポイントを解説:記事紹介

清澤のコメント:江東区では中国人、韓国人、そして欧米人といった外国人の受診が少なくない。また、来年のオリンッピックとパラリンピックでは江東区内に多くの会場が設置されるので、多くの外国人の受診が予想される。更に、当医院では米国退役軍人省の依頼を受けて、退役する米軍人や退役した米軍人の健康評価を行ってきた。そういった経験からも、外国人診療のポイントという「東京保険医新聞2019年12月25日1766号」の記事には関心を惹かれた。

――記事引用――

12月4日、福祉文化部は外国人診療基本講座パート2を開催し、82人が参加した。

来夏にオリンピック・パラリンピックを控え、多くの外国人が東京を訪れることが見込まれる。昨年のパート1に引き続き、日常的に多くの外国人を診察する、千駄ヶ谷インターナショナルクリニック院長の篠塚規氏が講師を務めた。受付から診察、薬剤説明まで、医院として整えておくべき準備体制や、英語でよく使われるフレーズ、症例などについて講演した。

「外国人診療」の正しい理解を

 冒頭、篠塚氏は「都内の外国人対応の医療セミナーは、的外れの内容も多い。まずは外国人診療に対する正しい理解をもってほしい」と呼び

かけた。外国人診療への誤解は、日常的に外国人の診療をしていない医師がセミナーを主導していることで生じる問題だと指摘し、「一般的にイメージされる医療通訳、多言語対応、外国人スタッフの雇用等は必要ない」と述べた。

◎簡単な英語で対応できる

医療機関での外国人対応には、「国際的なコミュニケーション手段としての英語」を活用するが、英会話に苦手意識を持つ人も少なくない。しかし篠塚氏は、患者との会話に高度な医療単語は必要なく、中学英語レベルの簡単なフレーズで対応可能であることを、自身の経験を交えて紹介し、「医師、看護師や事務スタッフそれぞれが7つのフレーズを覚えておけば、十分に対応できる」と述べた。

◎院内環境の準備と文化の違いへの理解を

外国人患者が安心して受診できる院内の準備体制についても解説した。清潔感を意識した院内環境の整備や、医院の説明文や処方箋を日本語だけでなく、必ず英語でも記載するなど、様々な配慮が求められるとした。また、文化の違いへの理解も大切だとして、「たとえば欧米人は検査の必要性を、中国人は検査の値段を聞く人が多い。日本人の常識では驚くこともあるが、相手の求めにできる限り丁寧に応じることが重一要だ」と強調した。

国と医療機関に求められる変化

質疑応答では、「世界スタンダードの薬の処方量

は、日本に比べて2倍近くになる場合もある。だが、現行の診療報酬体系では思い通りにいかないこともある。今後さらに訪日外国人が増えるなかで、柔軟な処方を認めるよう、国としての対応が求められる」「外国人はクレジットカードでの支払いを希望する場合が多い。今後はキャッシュレス決済を希望する患者も増えるだろう」など、スムーズな外国人診療のために、国と医療機関には変化が求められると指摘した。参加者からは「今まで外国人診療に対して持っていたイメージとは全く違っていたので驚いた。同僚にも正しい理解を広めたい」

「日本との文化の違いを理解し対応する大切さを知った」「7つのフレーズと中学英語なら、私にもできると自信が湧いた」などの感想が寄せられた。

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