お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2019年11月7日

11274:和僑 楡周平:読書印象記

祥伝社文庫です。

清澤のコメント:20年ほど前に、週一度でしたが数年間にわたって診療させていただいた宮城県北部の大崎平野。その中で肉牛の産地といえば登米、若柳でしょうか。白鳥飛来地で有名な伊豆沼のあるあたりです。プラチナタウンという高齢者向けの集合住宅を大手商社の投資で作って、多くの外部からの住民を集めて、すたれかけた街を再興させたというお話でした。仙台の方言が盛んに使われていて、それも不自然でなく、そこにも懐かしさを覚えました。後半ではその地方の牛肉や野菜を使ったB級グルメをニューヨークに売り出すという、これも夢のあるお話に発展してゆきます。これから、日本の経済状況が難しくなって行くであろうこの頃です。諸氏がお読みになると、きっと励まされると思います。

   ―――本の紹介――

日本初の、豊かな老後がコンセプトの巨大定住型老人施設「プラチナタウン」を誘致、財政破綻寸前からV字回復した緑原町。Uターンする人々も増え、町は活気を取り戻していた。しかし立役者で、元四井商事の町長・山崎鉄郎は、忍び寄る危機に気がついていた。―高齢者人口も減少に転じる将来、この町はどうなる?もう一つの主要産業・農畜産業は、TPPや従事者の高齢化と後継者不足という難問を抱えたままなのだ。産業振興課課長の工藤登美子を相棒に、山崎の商社マンの血が騒ぎ出す!読めば元気になる“時代先取り”小説。

Categorised in: ご近所の話題