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2019年10月22日

11204:CTもMRIも水没 被害25億円の病院「再建できぬ」台風19号

清澤のコメント:福島、長野と台風で浸水した病院では高額な機材が浸水し大きな被害だそうです。公立医療機関はともかく、民間の医療機関の損害が天災だという事で保険で補填されねば、将に再建が出来ないということにもなるでしょう。病院経営者は、こんなリスクも勘案しておかねばならぬのでしょうか?従来、災害に遭った病院の再建はどのように行われたのでしょうか?

――要点採録――

:大岩ゆり、月舘彩子 三上元 2019年10月20日18時32分

 台風19号の大雨は、病院の中にある、医療機器などをぬらし検査ができなくなるなど、地域医療への影響も出ている。

 氾濫した川から約100メートルにある福島県郡山市の星総合病院では、高額な医療機器が水につかるなどし、被害総額は25億円に上る見通しだ。

 浸水は12日午後11時過ぎに始まった。平均で床上15センチの浸水があり、敷地内の看護学校や保育園にも浸水した。

 入院患者298人のうち、1階の34人は午後10時までに2~4階の病室に移した。医師や看護師、事務職員ら約30~40人で薬や非常食なども上の階に運んだがCT2台やMRI1台、マンモグラフィー、X線撮影装置、骨密度測定器、自動精算機、薬を小分けする自動分配機などは移動できずに水につかった。

 2階の診察室を使い、限定的に外来診療を15日に再開した。だが、CTやMRIなどによる画像診断が必要な患者は他の病院に紹介し、手術や救急患者の受け入れも一部しか実施できていない。

 床や壁の張り替えや消毒、CTやMRIなどの機器の入れ替えも必要になる。星理事長は「とても自力では再建できない。地域医療への貢献を考慮し、国は適切な経済的支援をしてほしい」と話す。

 千曲川の氾濫で浸水した、長野市下駒沢の県立総合リハビリテーションセンターでも、入院患者ら57人を避難させた。人的被害はなかったが、CTやMRIなどが水につかった。

 医療機関の災害対策を調査する国立保健医療科学院の小林健一・上席主任研究官は、浸水が想定される地域では、非常用電源設備やCTやMRIなどの機器、電子カルテのサーバーなどを1階や地下に置かないことが、水害への備えには有効だと指摘する。CTは1台約1トン、MRIは数トン~数十トンの重量がある。上層階に重い機器を置くと、揺れに弱くなるなど建物の構造上は不利になり、診療部門が1階にないと利便性が下がる。

「これさえやればいいということではなく、立地条件次第。ここ数年水害が頻繁に起きていて、何が起こるかわからない。災害時にも役割が継続できるよう、ハザードマップを確認し、可能な範囲で対策をしておくとよい」(大岩ゆり、月舘彩子)

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