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2019年7月26日

10949:超加工食品の消費と全ての死亡原因との関連性:前向きコホート研究:論文紹介

清澤のコメント:おっとどこい。この記事を紹介する記事を見て、私もブログで紹介しようと、この論文に飛びついたのですが、“危ない超加工食品”を鵜呑みにしてはいけない。というWedge infinityの「からくりを国立衛研安全情報部長・畝山智香子さんに聞く」という反対記事も出ています。そちらの方が正しそう。その中では:
松永:
どうしてこんなひどい論文が出てしまうのでしょうか。しかも、論文を掲載したBMJやJAMA Internal Medicineは、一流医学誌と言われています。一流誌に掲載されていれば、科学者でも信じ込んでしまいます。

畝山:こういうメディア受けを狙う研究ってあるんですよ。実は、BMJも論説コーナーで「そのまま信用してはいけない」とはっきり書いています。今どきのインターネットを用いた調査の可能性を探った論文、という程度の受け止め方がよいのでは。BMJは臨床医学誌で、栄養や食品に関する論文は専門ではないのでレベルの低いものが載ることもあるようです。これほどポイントを外した論文が掲載されるということは、論文掲載を審査した査読者は専門家ではなかったのだろうと思います。:とまで酷評しています。 何を信じたら良いのか?? とにかく原論文の要旨を引用しますね。

超加工食品の消費と全ての死亡原因との関連性:SUN前向きコホート研究  AnaïsRico-Campà 他 BMJ 2019; 365:l1949

doi:https://doi.org/10.1136/bmj.l1949(2019年5月29日公開)

アブストラクト:

目的:超加工食品の摂取とすべての原因による死亡率との関連性を評価すること。

デザイン:前向きコホート研究。

設定:スペインのSeguimiento Universidad de Navarra(SUN)大学の1999 – 2018年卒業生コホート。

参加者:1999年12月から2014年2月までの2年ごとに追跡調査され、NOVA分類による処理の程度に従って分類された20-91歳の19 899人の参加者(12 113人の女性と7786人の男性)。検証済みの136項目の食品頻度アンケート。

主な結果の尺度:多変量コックス比例ハザードモデルを使用して、エネルギー調整超加工食品の消費量を四半期(低、低中、中高、高)に分類し、すべて死亡率との関連付けする。

追跡調査の200,432人年の間に335人が死亡した。超加工食品の消費量が最も多い四半期(高消費量)の参加者は、最も低い四半期(多変量調整済みハザード比1.62、95%信頼区間1.13〜2.33)の死亡者と比較して、すべての死因による死亡率が高かった。応答関係(線形トレンドのP = 0.005)超加工食品を1回追加するごとに、すべての死亡原因が相対的に18%増加しました(調整危険率1.18、95%信頼区間1.05〜1.33)。

結論:超加工食品の消費量の増加(1日4食分以上)は、すべての原因による死亡の危険性が相対的に62%増加したことと独立して関連していました。超加工食品を1回追加するごとに、すべての原因による死亡率は18%増加しました。

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