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2019年5月30日

10760:危険な組体操について:記事紹介

小中学校では運動会が盛んにおこなわれています。先に、組体操の崩壊に伴う事故については2016年にこのブログでも取り上げたところでした( https://www.kiyosawa.or.jp/wp-admin/post.php?post=43411&action=edit )が、まだそのようなことが続いていると思しき記事が出ています。集団行動の美しさには感動しつつも、自分では団体行動などといったたぐいのことはまっぴら御免の私としては、無意味でかつ危険なことはやめておこうよと思うのですが。下図は話題になっている崩壊時の動画です。

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MAG2 NEWSから:

小中学校における組体操の危険性について長年研究し論文を発表している大阪経済大学名誉教授の西山豊氏に、MAG2 NEWSがいくつかの質問をお送りしたところ、メールにてご回答してくださいました。

西山豊氏ホームページ「Homepage of Yutaka Nishiyama」組体操関連ページ

ーー組体操の危険な演目について、一部の保護者から「やらないと華がない」という意見があり、これら危険性の高い演目が実施されているという話をネットで目にしましたが、そういった事実はございますか?

西山「そのような事実は確認されていませんし、公表された調査データもありません。事故が起こった場合の、学校側の逃げ口上に使われています」

ーーこうした危険な演目を実施しているのは学校単位、あるいは体育教員個人の単位の主導によるものでしょうか?

西山学校単位です。体育教員主導によるものであっても、責任は当該校の校長にあります」

ーー今後、行政や学校は、どのような対応をとるべきとお考えでしょうか?

西山「行政側はスポーツ庁の通知を遵守してほしいと繰り返すだけです。学校は、いままでやってきて事故がなかった、注意してやれば問題ない、伝統を守るということで、実施するでしょう。重大事故が起こったときは、生徒がやりたがったので、と逃げるでしょう。行政、学校は「学校保健安全法」(26条-30条)により、児童の生命と安全を守る義務があります。安全が確保できない場合は実施を見送るべきです」

死亡事故も。危険性を認識していない学校や自治体

西山氏によると、2018年秋におこなわれた東大阪市のある中学校の運動会において、組体操で「9段のピラミッドをSNS上で確認しているということです。この事実は、同校に通う生徒の保護者が投稿したことで発覚しました。「東大阪市は9段ピラミッドを実施する学校が多かった地域(西山氏)」とのことで、この中学校に限らず、高段数のピラミッドやタワーを実施している学校は多いのかもしれません。

西山「スポーツ庁の通知以降は自粛する学校が多いのですが、東大阪市はそれを無視しています。2018年に東大阪市教育委員会に意見をあげましたが、当該校に通知するという程度の回答でした。もし事故が起きたら、教育委員会は学校側に通知したはずだと逃げるでしょう。当該校も保護者がやってくれというので実施した、生徒がやりたいといったので実施した、と逃げるでしょう。2016年6月に広島で死亡事故が起こっていることを知らないのだと思います(現在、裁判中)。特に、兵庫県、同県西宮市、大阪府東大阪市などで危険な組体操が実施されていますので、次に重大事故が起こるとすれば、これらの地域です」

最後に、西山氏がネット上に公開している「都道府県別組体操事故統計(2018年版)」という貴重なデータをご紹介して、この報告を終えたいと思います。ここには、私たちが知らない日本の小中学校における衝撃的な事実が示されています。ご一読されることをお勧めいたします。

● 都道府県別組体操事故統計(2018年版) ※PDFが開きます

Categorised in: ご近所の話題