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2019年5月21日

10739:重症熱性血小板減少症候群とは

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

眼科医清澤のコメント:ダニに噛まれて発症する疾患ではツツガムシ病が有名です。日本紅斑熱、ライム病、つつが虫病の日本国内での年間報告数はそれぞれおおよそ180件、10件、400件程度です。本日江東区医師会から重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に注意するようにという注意喚起のファックスが届きました。この疾患は日本でも20%程度と高い致死率を示す危険な疾患の様です。眼症状は書いてはありません。その症例の分布は西日本が多いようですが、都内でも九州でダニに刺咬され発症したと疑われる症例が発症しているそうです。私も小学生の頃には長野県で父に連れられて行き、山に植林をしたことが有りましたが、その時、ダニにはあまり注意を払っていなかったような気がします。以前千葉県で犬の品評会が郊外の空き地で開催されたときに、出陳した犬に蕎麦殻のようなダニが多数ついていて驚いたことが有りました。よく洗って、ブラシで残らず取りましたが、幸い関東での感染発症はない様です。

ーーー厚生労働省HPからーーーー

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。

感染症法では四類感染症に位置付けられています。

<フタトゲチマダニ> stfs_qa-06-1.jpg          

<タカサゴキララマダニ> stfs_qa-06-3.jpg

(国立感染症研究所昆虫医科学部提供)

1 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について:SFTSとは?

1 病原体

ブニヤウイルス科フレボウイルス属の重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome : SFTS)ウイルス

2 感染経路

主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺咬されることで感染する。

3 潜伏期:6~14日

4 診断と治療

 (1)    臨床症状:

発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)を主張とし、ときに、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴う。

血液所見では、血小板減少(10万/㎣未満)、白血球減少(4000/㎣未満)、血清酵素(AST、ALT、LDH)の上昇が認められる。致死率は10~30%程度である。

(2)    診断:血液、血清、咽頭拭い液、尿から病原体や病原体遺伝子の検出、 血清から抗体の検出

(3)    治療:対症療法

5 予防

草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用し、サンダルのような肌を露出するようなものは履かないことなど、マダニに咬まれない予防措置を講じる

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