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2019年4月23日

10662:適正な眼科医師数を考える:眼科学会シンポジウム拝聴

オーガナイザー:山岸直矢、前田利根 指名討論:佐掘彰彦

緒言:30代眼科医が圧倒的に少ない。主な理由は新医師臨床研修制度である。それ以前は年間約450人いた眼科新入医局員数は、新制度実施後にはほぼ半減した。70歳以上の眼科医はもともと少なかったが、現在の眼科医師数は、40代後半をピークに30代は急激に減少する。今後12年ほどは眼科医の総数は増加するが、その後は一気に減少し、2060年代にプラトーに至るという試算がある。

眼科医清澤のコメント;眼科医を①大学病院やそれと関連を持った様な公的ないし私的病院に勤務する医師と②開業医に分けた議論がなされていた。これでは現状が十分に把握できてはいないのではなかろうか?このほかに、③若年高齢を問わず、パートタイマー医師の数は非常に多い。私の医院でも8人ほどの眼科医がそれぞれの得意分野をもって、週に半日の駒を1駒から3駒程度の頻度で診療してくれている。眼科の医療業界においては、今後もその様な人材をどう生かして行くかというテーマは眼科医の育成においても、また人的な医療資源の有効活用という面においても重要な視点なのではなかろうか?医師個々の抱えるプライベートな条件は実に様々であり、「フルタイムで働く医師ばかりが眼科医であるわけではないのだが?」と感じながらこれらの重要な議論を拝聴した。

◎今村聡:専門医制度における診療領域別医師数。

◎坂本康二:眼科医的整数、日本眼科学会の立場から。国際的には人口1万に一人の眼科医が必要で有り、都市部では充足している。然し若い医師、女性医師の都市集中が問題。日本眼科学会はこの制度を運用しているが、眼科医の適正配置が求められている。

◎平塚義宗:ダイナミックコホートから考える将来の眼科医数。:13000人の眼科医がいて、約4割が女性医師。勤務医が4700人、診療所従業者8400人。医師全体では女性医師が2割、勤務医が開業医の2倍。眼科医のキャリアパスは全員が勤務医から始まり、徐々に開業医の割合が増えて行く。眼科入局者は、過去10年では230-350人ほど。現状に対して新たな眼科医が追加されてゆく動的コホート解析が必要。

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