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2019年3月18日

10546:治療優先度誤りで死亡と日赤提訴 津波被災の90代女性遺族

2019年1月21日 12:25記事

防災部会部員清澤のコメント:本日の朝刊にも同事例が出ていました。この患者さんでは誠にお気の毒な結果で有りました。私も昨年は、医師会防災部会の関連でJMAT研修を含めて、何度もトリア―ジュ訓練に参加しました。トリア―ジュという行為自体が助けられるものを優先的に助けるという目的で行われる物であり、ある意味では、緊急時での非人道的側面をも持つものです。荒っぽい言い方ですが、種々例外はあって、再度のトリア―ジュに掛かれば黄色もありうる答えとは思いますが、基本的に歩けたら緑であり、(病院機能がパンクさせぬために)応急処置だけ施して病院の玄関からは中に入らせずに避難所に移動させるというのがトリア―ジュの基本と習っています。トリア―ジュに従事することを予想される立場にいる救命救急の素人である眼科医としては、止むを得ぬ結果という思いもあります。専門的な見解は今後多数発表されると思いますが、結果に対するトリア―ジュに関わった病院の責任を問うということに関しては、司法が否定的に対応してくださることを期待します。

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東日本大震災の津波で被災した宮城県石巻市の90代女性が搬送先の石巻赤十字病院(同市)で死亡したのは治療の優先度の判断を誤ったためとして、遺族が病院を運営する日本赤十字社に約3220万円の損害賠償を求めて提訴し、21日、仙台地裁(小川理佳裁判長)で第1回口頭弁論が開かれた。病院側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。

訴状によると、女性は震災前、最も程度の重い「要介護5」と認定された。震災3日後の2011年3月14日、津波で水没した自宅周辺で救助、搬送された。病院は治療の優先順位を決めるトリアージで女性を軽症と判定したが、同17日に脱水症で死亡した。(共同通信)

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