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2018年8月1日

10043:「江戸小紋」の紹介をいただきました

 

人間国宝3代「伝統とは姿勢」 「江戸小紋」小宮康正さん

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清澤のコメント:古きん(綿の右半分)しょう(糸偏に少)という江戸小紋の小さな布を紹介されました。お茶をなさる方なら胸に挟み、工芸品を載せても良いというお話でしたので、自作の置物を載せてみました。

 

調べてみると、3代続いた人間国宝だそうで、もとは武士の裃に使われていた染色技術だそうです。工房で作られるものでしょうが、添付されたカードには2代目の小宮康孝氏の挨拶と経歴が記されていました。

 

小宮康正江戸小紋の制作をする小宮康正さん=東京都葛飾区、文化庁提供

文化審議会は型染めの「江戸小紋」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に東京都葛飾区の小宮康正(やすまさ)さん(62)を選んだ。亡くなった祖父も父も人間国宝。3代での認定は初めて。

「非常に重い役割をいただいた」と小宮さんは話す。生まれたときには、祖父の康助(こうすけ)さんが人間国宝だった。細かな反復模様を単色で染め抜く技術に「江戸小紋」と名がついたのは、祖父の選定がきっかけだ。祖父は職人たちの技術を絶やさないよう、気に入った型紙が十分あっても、新しい型紙を注文し続けた。「形の無いものを次の世代に伝えるという考え方を地でいった人。父も晩年、乗り越えられないと言っていた」。父、康孝(やすたか)さんも染色方法の改革を進めた。

15歳の春に弟子入り、教えを受けてきた父は昨秋に亡くなった。「つながってきたものを、次の時代に伝えることが父の義務だったし、私の義務でもある」

生地に載せた型紙の上から防染のりを塗り、染めてのりを落とすと、細かな模様が白く浮かび上がる。反物1本へののりつけで、この作業を70~80回繰り返す。1寸(約3センチ)の幅に筋が40本以上入るしま模様を段に組んだ連字柄(れんじがら)の技術に定評がある。整った美。中でも着物にしたとき、着る人を引き立てる美しさがある。

「まわりの協力があってこそ」が持論だ。生地になる蚕、型紙の和紙、型を切る専門の刃物、染めるためののり。それぞれに職人がいて、技術が引き継がれてこそ成り立つ。「伝統とは、技術や技法ではなく、取り組む姿勢です」

作業場では、跡を継ぐ長男(35)と次男(33)が黙々と作業していた。(上田真由美)

 

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