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2018年6月6日

9920:戦場の生存術 柘植 久慶:印象記


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(中公文庫)  1994/12/1 柘植 久慶

 

紹介文:武器の選択、仕掛爆弾の見抜き方、市街戦の鉄則、捕虜の取り扱いなど、多くの実戦を体験した著者が綴る、戦場で生き残るための知識と技術。我々はその過酷さに因惑し、非情さに怒りをすら感じるかもしれない。だが、戦闘員のみならず、一般市民でさえこうした知識を要求される地域も現実には存在する。国際社会から、こうした地域へのより深い関わりを求められている日本人にとって、本書の内容はもはや他人事ではない。

 

清澤のコメント::私は軍事おたくではありませんが、軍事に関する蘊蓄の話題が嫌いではありません。シャンゼリゼで毎年行われるカトーズジュリエの軍事パレードの動画に出てくる外人部隊の雄姿のも惹かれるものが有ります。この革製の前掛けみたいなのは何?この棍棒は?と思います。

ウィキペディアによれば、柘植久慶氏はフランス外人部隊に属した経験をもとに、対ゲリラ戦の戦い方などを記した書籍を多数出版しているとのこと。最新の著書は2016年です。1961年に大学1年の夏期休暇で単身欧州へ渡航中、ベルギーの首都ブリュッセルのホテル近くのバーでスカウトされ、カタンガの傭兵隊の一員としてコンゴ動乱に参加。1962年、アルジェリア戦争にフランス外人部隊の格闘技教官(中尉待遇)として参加。1965年、外資系商社に入社、市場調査等で海外を巡る。1973年より株式会社ジェミニの代表取締役を6年余り勤め 、その後、外資系商社社員として海外出張も数多く経験したが、その特異な経歴を生かし1985年頃より作家に転身とのこと。

 私がフランス陸軍とも関連の深いフランス原子力庁サクレ―研究所に留学し所属したのは1984-85年。その頃、パリのジュンク書店でこの人の本を手にした時の驚きを今も思い出します。オペラ座近くのラーメン屋では衛星版の読売新聞を売っていました。休みの日に此処に行くと様々な日本人が居ましたが、中にはフランス外人部隊の歩兵に所属する人も来ていました。ほかに迫撃砲の部隊にも別の日本人がいるという事でしたが、彼は柘植氏のことは知らぬようでした。ペンネームで有って、本名ではないからかもしれませんが。話してみて外人部隊員が特別な人という感じは受けませんでした。その後、学会でパリに行ってみたら、もうそのラーメン店は寂しいことに無くなっていました。今では、ネットもありますし、日本語の新聞を買いに在留の日本人がわざわざ郊外からパリ市内に出かけて行く必要もなくなったことでしょう。

 本の中で、目に関連する知識としては9章(100ページ)に迷彩について述べられています。顔への迷彩は横縞にするのが良いそうです。人の目の動きは左右なのでその方が縦縞より背景に溶け混み易いのだそうです。朝は朝で、夕は夕で太陽を後ろに背負うように布陣して敵に対すべきだそうです。それは、太陽に向かうと敵が見えなくて不利になるからだそうです。納得。

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